前日の記事
の続編です。
[無限の言い換えを
味方に付ける]
例えば「食べる」という言葉を
・いただく
・腹を満たす
・手を付ける
・平らげる
・食い散らかす
・片付ける
・かみしめる
・味わう
・食事を楽しむ
・堪能する
・
・
・
と言い換えができるように、
言葉のバリエーション（言い換え）は
ほんとうに種類が多く、
組み合わせによって無限に広がります。
いつも同じような表現をするより、
いろいろな表現ができた方がいいですよね♪
「いいですよね♪」と、のどかに楽しむだけでももちろん楽しいのですが、
言葉の言い換えにはそれ以上のメリットがあります。
[言い換えができると、
何がいいのか？]
「別に意味は変わらないんだから、
言い換えなんてしなくてもいいじゃない」
合理的な方は、そんな風に考えるかもしれません。
でも、本当に合理的な人は、
この言葉のバリエーションを上手に使って
言葉を味方にしています。
言葉の言い換えに慣れている人は
そうではない人より得をすることが多いです。
それは、
「たくさん言葉を知っているね」と褒められる、とか
そういうことでは、実はないのです。
[言い換える
＝視点を変える]
違う言葉で言い換えるということは、
違う視点でものを見るということです。
「食べる」
これが基本のフラットな表現だとすれば、
「いただく」
には、へりくだる感謝の気持ちが加わります。
「片付ける」
だと、「余ると困る食べ物を処理する」という意味合いが加わります。
「平らげる」
には、「ひとつ残らずすべて食べつくす」「あっという間に食べきってしまう」という、食欲や食事量の程度があらわれます。
「食事を楽しむ」
と表現すると、食事そのものや空間、一緒に食べた人を大切に思う気持ちがあらわれます。
言葉は、
「何をするか」
を説明する役割のほかに、
「どう感じているか」
をあらわすという役割も持つのです。
そして、この
「どう感じているか」
を自分の望む方向に向ける作業が引き寄せであり、
好ましい気分を保ちやすい言葉を選ぶことで
この状態を保ちやすくなるというわけです。
[じんわりとした笑顔になれる言葉]
体験上、
上がったテンションはいつか下がることを私たちは知っています。
かつて心が動き、
「ドキドキ！」「ワクワク！」「キラキラ！」
と躍らせた心が疲れてしまい、
リバウンドのように落ち込んだ人も大勢見てきました。
うっすらと自信をそがれ、
毒にも薬にもならない言葉で
死なない程度に生きていく。
そんな大人も見かけます。
だから、言葉を上手に使いこなしてほしいのです。
テンションを上げたり、盛り上がったり、
それ自体は楽しくて幸せなことですが、
自分自身が疲れてしまっては元も子もありません。
キラキラもワクワクも特に見当たらない日常の言葉で、
じんわりとした笑顔をもたらしてくれる言葉。
そんな言葉が、私たちの身近にもたくさんあるはずです。
言い換えのバリエーションに触れて
「そんな風にも受け取れるんだ」
「こういう解釈なら、私にもできそう」
と視点を変えてみることで、
重い腰が上がったり
気が楽になったり
なんだか少しだけ大丈夫そうな気になれるのならば、
言葉で
心の体質改善をすることはできる
ということです。
これからも、ここには
たくさんの言葉を書いていこうと思います。
頑張りすぎたり、無理をしたり
笑顔がひきつってしまいそうな時に
それらをじんわりとやわらげる言葉に
触れにきていただければと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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