[『言葉にするのが怖い』のは、
実現しちゃうのが怖いから]
「言葉にするのが怖いとき」があります。
それが良いことであれ悪いことであれ、
はっきりと言葉にするのが
怖くて先延ばししてしまう。
時には、
あまり正確でない
適当な言葉を当てはめて
お茶を濁してしまう。
望むことを言わないで、
望まないことを言う。
これ、
何なんでしょうね？
悪いこと（望まないこと）ならまだしも、
良いこと（望むこと）さえも
はっきりと言葉にすることを
避けてしまう。
これ、
きっと、
怖いんです。
実現してしまうのが
怖いんです。
私たちはもともと、
失敗を恐れ成功を歓迎する
のではなく、
現状からの変化を恐れる
のです。
これは何も、
何でも変えなければ
とか、
現状の否定
とか、
伝統の否定
ではありません。
むしろ、目に見えない部分の変化
（考え方、捉え方、解釈）
を恐れてしまうことが、
多くのことと連動しています。
[「変化することを恐れない」]
これはきっと正しい。
とは言え、怖いものは怖い。
それに、
呑気でお気楽な他人を見ると
自分だけがひりひりしながら変化するなんて
割に合わないような気がする。
怖い、ずるい。
何故、自分だけ？
そう感じてしまうあなたは、
人間味と体温をそなえた
とても素敵な存在です。
そして、
そんな風に感じてしまうあなたはきっと、
何かを託された、
役割のある人なのだと思います。
そしてその役割を果たす中で、
最も成長を遂げることを
約束されているのだと思います。
「だから、望みを言葉にしよう！」
と、高らかなかけ声をかけたところで
動かない、動けない、
動いたフリはいくらでもする
そんな自分がいることも
もう知っています。
だから、
いま見えているものと
少し先に見たいものの間に立って、
こんな風に呟いてみることにします。
「確かに、
それはそれで怖いよね」
なりたい、手に入れたい、憧れる未来の自分。
その姿が、
現在の現実と並べると眩しすぎて
慎み深いあなたは、
申し訳なく思ってしまうのです。
ただし、その申し訳なさと慎み深さは
誰でもが持つものではありません。
まだ手に入ってもいないのに
そんな細やかな事に配慮するような
繊細な人は、そうそういないはずです。
繊細ということは、
他人の気持ちに寄り添えるということ。
その繊細さが誰かを助ける時が、
近々きっと来ます。
なりたい自分を言葉にするのが怖い時の
【魔法のひと言】、
「確かに、
それはそれで怖いよね」
望みが実現してしまう恐怖に対して
戦わず、抵抗せず、無視もせず。
穏やかに、平和にいきましょう(笑)。
[言葉と、
言葉以外との隔たりをなくす]
状況と言葉、
言葉と心、
思考と言葉に隔たり（段差）があるときは、
無理に段差を飛び下りたりせずに、
言葉で梯子や階段を作るのです。
階段もつらいようなら、
スロープにしてバリアフリーにするのです。
そのために多少の時間くらい
かかったって構いません。
むしろ、バリアフリー化をする中で
自分と他者、
アタマとココロ、
過去、現在、未来の自分
それぞれを繋げるヒントに
たくさん出会いますから、
ここは丁寧に
じっくりと取り組むのです。
その時、傍らで励ましてくれるのが、
【魔法のひと言】。
（実現して欲しいけど、
本当に実現したら、）
「確かに、
それはそれで怖いよね。」
今、自分に投げかけるその言葉、
同じ形で近い将来、
誰かを励ますことだって
じゅうぶんにあると思いますよ(^^)
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
あなたの思いが言葉となって、
必要な人のもとへととどきますように。
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言葉と声のハーモニスト
松本エリハ
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