コトバも語調も、その速度さえも予測可能! | ことばの魔法 ことばのチカラ~ことば探検家ひろが見つけたコトバと人間

ことばの魔法 ことばのチカラ~ことば探検家ひろが見つけたコトバと人間

ことばに宿る、不思議なチカラ。
人間の言語習得やコミュニケーション能力の奥深さはまだ解明されていないけれど、とんでもなくおもしろい。
気づいたら私のコトバ探検は本格化されていた。

ブルキナファソから来たBさんは小学校の先生。
研修で、とある小学校を訪れたという。

そこで彼女がとっても気に入った日本語フレーズがあった。
それは、給食時のひとコマ。

「すごくおもしろかったの!」 と語り始めたBさん。
両手を合わせ、楽しそうにその場面を再現してくれた。


 『「い い で す か?」』 (とてもゆったりしたフレーズで)

 『「「「「「は い!」」」」」』
 

その瞬間、次に来る言葉がわかるのよね、日本人なら。

私も両手を合わせ、Bさんと同じ調子で声を合わせた。


 『『い た だ き ます!』』


幼稚園や小学校など、集団で食べるときのご挨拶。

日本のそういった環境で育ってくれば
おそらくたいていの人は経験のある、あのご挨拶。

自分の口から、何のてらいもなく口から出てくる。
あの速度、あの語調で。

笑ってしまった(≧▽≦)


コトバは生活に密着している。
意味や体験をともなって生きてくる。

そして生きたコトバは、体の中に入っている。

ホント、おもしろい!