制服は未来のサイズ
入学の どの子もどの子も未来着ている
(俵万智 未来のサイズ より)
昨日は息子の中学校入学式でした。
あいにくの雨模様でしたが、そういえば小学校の入学式も雨模様だったことを思い出しました。
息子が通う中学校は、入学生が200人以上もいる学校。
一方わたしが通ったのは同級生30名くらいしかいない中学校だったから、新入生のあまりの多さに軽いカルチャーショックを受けました。
入学式が始まる前に、ふとまわりのお子さんの様子を見ていると、体のサイズと同じくらいの大きさの制服を着ている子が多い印象を受けました。
一方息子は、本人のサイズより2サイズくらい大きいものを着用していて、
見るからにブカブカ。
(それでも、袖丈とズボンの裾は、いまの彼の体に合わせて丈を詰めたのだけど。)
冒頭に書いた、俵万智さんの短歌が好きで、入学シーズンになるとよく思い出すのですが、いざ我が子の入学式に参加してみると、意外とみんなジャストサイズの制服を着ていることに気づきました。
親の思い描く「未来のサイズ」は、人それぞれなんだなあ。
私の思い描く未来のサイズはえらく大きいんだな、大きめな期待を抱きがちなんだなと痛感しました。
俵万智さんの短歌、もう一つ好きなものがあって
子のために 願うことなかれ
願うとは 何かを期待することだから
(俵万智 未来のサイズ より)
わたしも、期待は持ちすぎないようにしようって、普段から思っているのですが。
(期待することで息子にも自分にもプレッシャーをかけすぎてしまうから)
そう思っていつつも、
自分は過大な期待を持ちすぎるタイプなんだなということが
息子の制服に可視化されたみたいで、ちょっとおもしろかったです。
入学式が終わり、
「おもしろそうな先生だったよ」という
息子の担任の先生への印象を聞いて、少し安心。
彼が「楽しい」と思える瞬間が多い中学生活になりますように。
息子について書いた過去記事はこちら。
俵万智さんの短歌についての過去記事はこちら。