琴天音＜詩・書・画＞

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30Apr
- いのちのパレット/松本亮平の鳥獣戯画
  毎週、太極拳の練習で、調布文化会館たづくりへ通っている。１Fの展示室に、時々寄っている。現在は、松本亮平展「いのちのパレット」が6/30まで開催されている。下記は自画像お皿の上には、カエルさん。硯の上は？？松本氏のこの世の借り姿百のことわざを、絵巻きにして解説している。とても楽しい。猫に鈴をつける。実行すると、引き受けてのない至難なこと絵の下に説明がある。★小の虫を生かして大の虫を助ける小さなものを犠牲にして大きなものを助ける。私なんか、１番最初に犠牲になりそう。★日本の諺だけではなく、世界各国のもある。虎から逃げて鰐に会うタイ一難去ってまた一難DNAの絵もあった。早稲田の理工学部で、生物の勉強をなさって、絵の道へ進まれたといえば、それも納得。わが母校、早稲田には、調布市の隣の府中市美術館の館長である薮野健氏もいらっしゃる。色々な絵があって、なんせ飽きない。知的であり、メルヘンチックであり、大人も子どもも楽しめる。体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
08Apr
- 桜八分咲きの始業式・入学式
  最近は桜の咲くのが早まって、卒業式に咲くことも多い。下記は、去年３月２４日の卒業式。けれど、２０２４年４月８日の今日の入学式は八分咲きの見ごろ。わが家のヴェランダから見える校庭での始業式。新一年生の入学式は、もう少し後の時間とのこと。新任の先生の紹介とともに、担任の先生の発表。（あの先生は人気があるのかな？）担任と決まってクラスの前に立つと、子どもたちのキャーという歓声とともにパラパラ拍手の音も。かつてのワクワク感と不安感を思い出す。上記は、三日ほど前のもので、大國魂神社の躑躅（つつじ）と染井吉野と色の枝垂桜。体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
03Mar
- サングラスを忘れたゆえにみられた雛飾り
  ２月の半ば、雪の降る前の週、百草園の梅と福寿草を見に訪れた。暖かい日が続いて、福寿草はそれぞれの株の１輪目が咲き始めたところだった。長い葉は、福寿草とは関係ありません。その日も、忘れ物が多い私は、サングラスを置いてきてしまった。目の構造上、大学生のころからまぶしがり屋で、春夏は手放せなかったのが、さらにひどくなり、最近では、偏光グラスの眼鏡の上からサングラスをかけている。幸いにもサングラスは預かっていてくれたので、保管されている場所に取りに行った。福寿草はすでに何輪目かになって、茎や葉も伸びていた。その日は、2週間前にはなかったつるし雛が飾ってあった。１枚目と反対側にあるつるし雛部屋に飾られているお雛様忘れ物、落とし物が多い私であるが、お雛様というプレゼントもあった。体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
07Feb
- 天音の水曜／黄斑前膜と白内障の手術に付き合って
  家人の目の手術に付き添うことになった。両目手術なので、私は計５日間付き添った。１．手術の説明と同意で１日、２．手術日当日３．翌日は眼帯をはずし、日常生活の注意点、点眼の仕方などを確認する。２と３で、それぞれ２日ずつ。手術を行ったのは、仙川駅近くの「おりはら眼科」、最初から信頼感を持てる医師だった。近所の医者から紹介されたそのおりはら眼科で、左目に黄斑前膜が見つかった。黄斑前膜は黄斑部に膜が張って、網膜が歪んだり厚くなる病気。そのために、「視力の低下」「歪んで見える、「視野の中心が暗く見える」などの症状がでる。水晶体の設計という白内障の手術は15分以内に終わることが多いが、硝子体手術は１時間、目を開けていなければならない。硝子体を網膜からはがし、次に、黄斑前膜をはがすのは、かなり技術がいる細かい作業だ。同じ目で硝子体手術と白内障の手術は、同時に行う。以下は、本人の感想１時間の手術時間中、動いてはいけない。非常に薄い黄斑前膜をはがすので、動くと眼球に傷がついてしまう恐れがある。看護師がいうには、「先生は認知症の方も手術したから大丈夫ですよ。女子高生だってやっているんですよ」というが、落ち込んで眠れなくなり、生まれて初めて睡眠導入剤を飲む。その眼科に睡眠導入剤は置かれていなかった。が、眼科医から眠れないより、ぐっすり眠って手術を受けたほうが良いといわれ、かかりつけの医者からもらう。熟睡して手術に臨む。笑気麻酔の他、瞳の裏側まで麻酔をするのだが、眼のふちから鍼が通っていくのがわかるが痛くはない。硝子体を網膜から剥がして切除する。続いて染色液を注入し、黄斑前膜を剥離する。液を注入されると目の中で広がっていくのがわかり、宇宙遊泳をしているような感じになる。先生が細かい作業をしているのが、みんな見える。手術前に動かないように注意されていたので守っていたつもりなのに、「動かないで」といわれた。「頭を動かさない」ということだと思ったら、「瞳を動かさない」という意味だと気づいた。先生の「動かないで」という言葉と同時に、細いピンセットのような鑷子の動きが止まる。目を動かさないように、鑷子の先をずーっと見ることにした。後から看護師に訪ねたところ、光をずーっと見ているとよいということだった。手術中は、（いま、地震が起こったらどうしよう）ということが頭をよぎった。「右下を見て」、「左上を見て」とかわれた。認知症だったら、右左まちがえるかもしれない。火曜日が、白内障と硝子体手術の日。その日は、他の患者はいないで、手術の人たちだけ。硝子体手術のときは、最後の７番目だった。１週間後の白内障だけのときは、お昼ごろ。どちらの手術でも、その後、痛むことがなかった。手術後にかけられた眼帯は、翌日に眼科で取って目の検査。黄斑前膜の手術後は、すぐによく見えるようにならないで、歪んで見えるので時間をかけてよく見えるようになるといわれた。だが、確かに線が歪んで見えるが、日に日にはっきりと見えるようになった。それに、飛蚊がまったくなくなって、すっきりした。焦点は遠くに合わせて、近くは老眼鏡で見るという方針だった。それはこちらの方針ともあったし、手術をした人たち何人かに聞いたところでは、それが１番良いように思えた。遠近両方見えるようにしても、結局、手もとは老眼鏡をかけることになってしまう人もいたからだ。白内障の手術後も、眼帯を取ったとき、くっきりと視界がクリヤーになった。１．手術後の感染を防ぐことが大切。・そのため、目に水が入らないように、お風呂に入らない、顔を洗わないなどがある。そう考えると、夏の手術は避けたほうが良い。・目をこすって細菌が入らないように夜だけ、透明なプラスチックの眼帯をする。両目とも手術したので、両目にしている。２．目薬・手術日は、１時間前に瞳孔を開く薬を自分でさしておく。・１日の点眼液は３種類で、５分間隔でさす。それを１日４回。・黄斑前膜があった目となかった目薬は、同じものと違うものがあるので、左右分けて保管しておく。こういったことも、認知症だったら間違えてしまいそうだ。その他、重いものは持たない、激しい運動はしないなどある。もちろん、お酒も１週間後までは飲めない。両目なので、2週間飲めない。さて、２つ目の白内障の手術が終わって、翌日の検査後、前より良く見えるようになったので、早くも快気祝いで、カニ御前を囲む。付き添いの疲れも、吹き飛んだ。家へ帰って、久しぶりの買い物。眼鏡なしでよく見えるのでご機嫌。体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
03Jan
- 天音の2024年の始まり
  あけましておめでとうございます。新春を迎えた朝、暮れより、富士山は一層白くなった。2024/1/1　7:01朝日のあたり具合で、建物の一部がぴかっと光る。2024/1/1　6:56元日に刷った年賀状は、白大島の着物地に自筆をのせてみた。その前日に刷ったものは、字はそのままで、和紙に顔彩で色づけしたものを背景とした。暮れは毎年忙しくて、ゆっくり年賀状を作る暇のないことが、最近続いている。が、つくるときは大変でも楽しみながら、試行錯誤している。お花は２６日に買ったので、お正月まで大丈夫かしら？と思ったが、持ちはよかった。写真を撮ってから、雄蕊を切ればよかったと後悔している。雄蕊のないユリは、精彩に欠け絵にならない。午後からは長男が来て、新年会を開いた。皆、平穏無事なことに感謝。と、スマホの災害警報音が鳴り、わが家でも微かな揺れを感じたのでテレビをつけると、石川県の地震の様子が映し出された。元日からこんなことが起こるとは。２日にはJAL（日本航空）と海上保安庁の航空機「みずなぎ１号」が衝突事故。それも、みずなぎ１号は、能登半島地震の被災地に向けての物資を搬送予定だった。お正月気分も吹き飛んだ。アメリカにいる三男も東京は被害がないと聞いたけど、「地震の様子はどう？」とメールを送ってきた。金沢は、母の父方の出身地。石川県は、夫の父方の出身地。２０２４年の幕開けに、心痛む。体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
20Dec
- 天音の水曜／牛久シャトーでのレコードコンサート
  先日2023/12/17、牛久シャトーでテクニクスの上松泰直さん協力のレコードコンサートが開催されました。牛久シャトーは、神谷傳兵衛による日本で初めての本格的ワイナリーで、重要文化財に指定されています。当日の夜は、ライトアップされていたのですが、残念ながら、写真に撮れませんでした。懐かしい曲、知らなかった曲、私のボディを貫く音たちが、トールボーイのスピーカーから流れてきます。同じ曲を違う演奏で聞き比べることもできました。レコードにまつわる様々なお話も、大変興味深かったです。例えば、45回転のほうが33回転より音がよいということ。それは、回転が速い分、針がレコード盤の溝をトレースする距離が長くなり、情報量を多く読み取れるからということです。LP盤の場合、盤に収録できる時間が長くなるため、33回転が主流になりました。小学校のとき、買ってもらったウィーン少年合唱団の45回転のレコードを、少し前の引越しの際に処分してしまったことを後悔しました。何枚もの圧巻のレコードがありました。・「花のワルツ」（くるみ割り人形から）のピアノ演奏。上原彩子演奏の鋭い音と現代的な解釈。それも一発録音の緊張感。一発録音は失敗すると全部録り直すため、とてもコストがかかるとのこと。彼女は、第12回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門において、女性として、日本人として史上初めての第一位を獲得。そのリズム感とスケールの大きな演奏・3tもある和太鼓の収録。スタジオでは太鼓の音が大き過ぎて、反響してしまうということです。・石川さゆりや八代亜紀の演歌のなかには、一般的には耳にすることができない特別版もありました。・最後はパイプオルガン伴奏による讃美歌の合唱。クリスマスシーズンらしい締めくくりでした。余談ですが、上松さんは冬でも普段は半袖。かつてアラスカで放浪の旅をなさったとき、テントと寝袋で極限の寒さを経験して以来、寒さへの耐性ができてしまったとのこと。司会をなさるときは、上着を羽織っていらっしゃいますが。今回のコンサート企画してくださった、夢プロデュースの渡辺美砂子さんに、「ありがとう‼」そうそう、大事なこと、レコードを聴いたことがない青少年にも、その音を知ってもらおうというコンサート企画もあります。無料です。体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
06Dec
- 天音の水曜／秋川牧園と無添加表示
  山口県の秋川牧園ってご存じでしょうか？日本で多分初めて、大体的に無投薬飼育を実践した牧園です。薬漬け飼育がいけないのは、抗生物質の多用が、耐性菌を進化させてしまうからです。さらに、秋川牧園はそこで健康に育った鶏肉、牛肉の糞などを肥料にした農産物を作っています。全てオーガニックということです。それらの生産物と加工品を、各生協に卸しているので、「ああ、あそこか」と思う方も多いでしょう。雪の女王そこの社長の「おはなし散歩道」に、食品に対する「無添加」の表示が、消費者庁によって禁止されてしまったとありました。一般的に添加物とは合成保存料や着色料と私たちは考えてしまいます。けれど、古くから使われてきたクチナシや重曹も添加物なので、単純に添加物とすると、誤認になるからダメというのです。さらに、化学調味料という言葉も使えなくなるということです。工業的に作られた「化学」とか「合成」とかいう言葉は、食品表示に使えなくなるのです。消費者はに対して目隠しをして「そんなことを気にしないで食べなさい」ということなのでしょうか？そこで秋川牧園では化学調味料を使っていないのですが、それをわかりやすく説明する言葉がなくなってしまったというのです。白雪姫なぜ、消費者庁はそんなことをわざわざするのでしょうかね。有機農法は、化学肥料や農薬の量がある一定基準以下のものを差し、そちらでは化学という言葉を使っているのに。消費者は一つ一つ原材料をチェックするしかないということです。ですから、秋川牧園では、原材料を大きく印刷しているということです。P.S.写真の紙粘土作品は、東京都調布市のたづくりセンター９Fに飾られている長浜真知子氏のものです。体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
01Nov
- 天音の水曜／野菜より花
  「花より団子」というけれど、私の場合は「野菜より花」を育てるほうが好き。野菜作りは体力がいる。難しい花も無理。ちょっとした手入れだけで、放っておけば咲いてくれるものが良い。白い細かい花は、ユーフォルビア・ダイアモンドスノーやたら伸びるモナラベンダー節目で切って、小さな花瓶にさしても、まだまだたくさん咲いている。朝の白い満月が、おはようと呼びかけてくれた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　朝の満月（10/30）体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
16Oct
- 天音の朝／東京の雨は富士山の雪
  昨日（10/15）の東京の雨は、富士山の雪。一足早い冷雨と呼びたくなるような雨でした。10/6 の朝は、小さなレースのハンカチをかぶせたような富士山の初雪を拝みました。今回の富士山は、たっぷりと雪に覆われました。今朝は、窓から、オレンジがかったピンクの富士山に出迎えられました。5:57 a.m.もっと、前の時刻の色は神秘的でしたが、写真ではうまく撮れませんでした。朝の空は刻々と変化していきます。儚いピンクのヴェールとも、すぐにお別れ。７：４２ a.m.９：３０くらいには、富士山の下の方に雲がかかっていました。それから1時間ほどしてみると、富士山は雲隠れ。足元では、私と一緒に引越ししてきた眉刷毛万年青（まゆはけおもと）の花が、咲き始めました。体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
04Oct
- 天音の水曜／シェア畑との別れ
  1年間シェア畑を借りていたが、9月いっぱいで引き上げた。引き上げの日に出迎えてくれた朝顔化学肥料は一切使わず有機肥料、人体に影響のない手作り自然農薬だけを使って作る野菜たち。スタッフのアドバイス通りにしていれば、素人でも野菜作りができるようになる。想い出の野菜たちけれど、車の運転をやめたので、わが家から畑まで自転車で30分の道のりは、きつかった。身体を動かすのは厭わないが、手首に負荷がかかるものが苦手な私には、畑仕事が合わないことがよく分かった。また、夏は朝から暑かったので、なかなか行かれないのに、野菜の成長が早い。だが、相棒の頑張りのおかげで、ここまでできた。整地した畑の前でせっかく学んだのだから、簡単な野菜作りをしてみようと、畑の整地をしたときに、ネギを持って帰った。それには、大きなプランターを買わなければならない。だが、いつも無人らしき店の前に大きな植木鉢を置いてあるのを思い出した。畑の帰り道、そこの看板に出ている電話番号に電話して、植木鉢を持って行ってよいかどうか尋ねたところ、「ちょっと待っててください」と、店の2階から人が降りてきた。「どうせゴミだから持って行っていいですよ。　いつも私は店にいないで、外へ出ているのでちょうどよかった」まるで長ネギのためにあるような、縦長の大きな植木鉢を持ってきて、植えた。ネギは成長分岐点より上の葉だったら、切っても、また伸びてくる。ちょこちょこ薬味に使うので、麺類の好きな私にはちょうど良い。特に九条ネギは分けつするタイプなので私には向いている。横っちょの細い葉は、分けつしたもの世界的肥料不足で、そのうちに肥料を手に入れるのも難しくなるといわれている。　　　わが家で堆肥づくりもしてみよう。有機無農薬玄米を毎月購入して、三分づきに精米するときに糠がでる。糠漬けだけでは使いきれないので、鉢植えネギのために堆肥作りに利用することにした。そのくらいの量だったらできるでしょう。相棒はシェア畑のスタッフになったのだから、わからないことがあったら聞けるので、今から頼りにしている。基本は第一水曜日ですが、それ以外にも、時々投稿することがあります。体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
06Sep
- 天音の三男／アメリカのバラマキ政策のとばっちり
  夕方、外へ出ようと思ったら、雨が降りそうだってので、また家に戻った。昔からそうだ。気圧の関係なのか、雨が降る前は少しぐたっとしている。元気になって外へ出ると、雨が降り出す。父に似たのだ。昔、雨が降ってきた外へ私が出たら、先ほど家を出たばかりの父が家に戻ってきたことがあった。というわけで、マンションの庭の灯り出した一人用ベンチ（？）を写真に撮っただけの夕方となった。だが、今日の午前中は、久しぶりにL.A.の三男と電話で話した。今年は、グリーンカードの再発行の年で、それを終えたら帰ってくることになっていたので、首を長くして待っていた。呼び出されたときに、本人がいないとグリーンカードを取得できない。だが、今年になるかどうかもわからないという。というのは、そういう賃金が安い職種は労働者不足なので、遅れているからだ。政府のバラマキ政策によって、賃金が安い職種では、働くより失業手当をもらった方がよいのだ。三男の話をきいて、日本食の数々を送ることにした。10月からは郵便料金も上がるということだし。紫蘇梅干し、味噌、出汁パック、蕎麦、うどん、重いものばかりで送料はばかにならない。L.A.は他の都市より日本食品が手に入りやすいが、やはり、日本で手に入るものの方がおいしいという。そうそう、甘いもの好きなお嫁さんには、何がいいいかな？和菓子も好きだったし。毎月1週目の水曜日にブログ投稿というのが、夏バテ他、多々の理由でで途切れてしまいました。また、再開して、あとは、ランダムに投稿したりしなかったりの路線でいきまーす。体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
02Aug
- 天音のパソコントラブル／消えたプロダクトキー
  先日、いつも使っている5年目のノートパソコンが急に壊れた。5年の延長保証に加入していたので、修理に出すことにした。三男が選んでくれたときに、「いまのパソコンは5年くらいしたら壊れるからね。いままで母さんが使っていたデスクトップのみたいに10年間持つことはないよ」といっていたので、想定内。けれど、ここから先が想定外。企業の延長保証ではなく、買った量販店の延長保証なので、修理に出してから、1ヵ月かかることもあるという。もう１台、予備のパソコンの出番と思ったら、使いにくくてどうしようもない。壊れているのではないので、修理という問題ではなく、処分するしかない。パソコンが1ヵ月近く使えないとなると、大きな支障が出る。ということで、きゅうきょ、新しいノートパソコンを買うことに。同じNECのLAVIE。購入後の電話やチャットでの無料相談には、幾度となく助けてもらったからだ。10のサポートは25年10月までというので、図らずも、グッドタイミングでWindows11購入となった。余談だが、単に慣れの問題だけではなく、Windows10の方が使いやすい。わが家のバルコニーから見えた花火大会の花火夕焼けも花火ももっときれいなのだけれど、私のスマホではよく撮れない。さて、ここからが重要！量販店内のパソコン修理店を通して、パソコンをすぐ使えるようにしてもらうことにした。そのとき「プロダクトキーがついてないパソコンもある、マイクロソフトアカウントと紐づけて……」と説明があったが、聞き流していた。その後「プロダクトキー」がないことに気づき、修理店に電話。同じ回答があり。「再度、箱に貼っていないか、渡した書類にないか確認するよう。こちらも探してみて連絡する」ということだった。LAVIEの相談センターに連絡して、型番など伝えると、「この機種にはプロダクトキーがついていました」という。その後も連絡のない修理店に再度電話すると、「プロダクトキーがあったかどうか覚えていない」との返答。やはり、プロダクトキーの記憶が抜け落ちている様子!!!!結局、いままでの経過を話して、LAVIEが再発行してくれることとなった。そこに要した時間は、大変だった。そのことを量販店の「お客様相談窓口」に伝えると、謝罪の返信があったが、単に謝れば済む話ではない。これからどう対応するか、ということが返答にはない。LAVIEから、レシートの明細書にパソコン本体の他、コード、プロダクトキーなど書いてあったかと聞かれたが、そういった類のものは一切書かれていなかった。これでは確かめようがない。が、本体以外の部品とうをレシートに打つことは、これからもないという返答。「販売者も購入者も最初に、中に何があったか確認できないというのは、販売店としてあるまじきこと。そんな話聞いたことがない。少なくとも、購入した時点で、中になにが入っているか、購入者とパソコン修理店と量販店の店員の三者の立会いのもとで確認してほしい」と伝えた。前のパソコンが修理から戻ってきたら、すぐ使えるように頼んでおいたが、それはしなくてよいと、断っておいた。そしたら、かなりの部分をやっていたようだが、そのバカ高い料金は無料になった。時間かけて粘った甲斐があった。口先だけ謝られて引き下がったら、女がすたるというものだ。このときのLAVIEとのチャットのやりとりは、パソコン教師のサク子先生にお願い。私は1カ月パソコン使えないと、パニックになったので、修理と即使えるようになる購入が一緒にできる修理店にあわてて頼んだのだが、それが全ての間違いの元。初めからサク子先生にお願いすればよかったのだ。実は、この写真のサク子先生とは畑仲間。畑では、「サクちゃん」と呼んでいる。もう一つ、このパソコン修理店には、個人情報に対する配慮が全くなし。古いパソコンの方は修理に出すので、人に知られたくない情報を抜いていたのだが、情報を入れなおすのは自分でやるつもりだったので、USBメモリには全ての情報を入れておいた。それを預ける羽目になってしまったのだ。それを伝えると「しょうがないですね」という返答。自分たちのパソコン技術を鼻にかけて、どうせ素人は自分たちを頼るしかないんだという、驕りが鼻についてならない。大事な情報は抜いておいてくださいね」のような一言があったらと思うが、「信用できないならそれはしょうがない。いまさら何ですか？」という態度。「プロダクトキーの記憶が抜け落ちてしまう店員がいるお店を、どうやって信用するの？」大事なことはパニックにならないで、信頼できる人に頼む。Office講師の時々ノウハウ (ameblo.jp)サク子先生こと岡美志（みゆき）さんのブログ。この後、外出先でバカ寒い冷房に喉とお腹をやられ、体調を崩した。長袖、ショールだけではとっても耐えられなかった。薄手のカーディガンでも間に合わない。ブレザーが必要だった。いまは、元気でーす！体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
07Jun
- 天音の水曜／虐待に耐えた百合
  月曜日まだ緑が残るクリーム色の莟（つぼみ）が7輪。正確には、小さくて開きそうもないものも含めると8輪だが、それは計算に入れないで、「咲くでしょうか？」販売所のおじさんに聞くと「大丈夫」土曜日月曜に買った百合は、全く変化なし。茎の切った個所を　軽く火にあぶってみれば咲くかと花をとりだすと、な、なんと花瓶に水が入っていない。枯れていなかったので、全然気が付かなかったのだ。「ごめん、ごめん」と謝りながら、茎を切り直し、莟の先をちょっと開いてみる。いえ、ちょっとどころか、少し強引に。固くて、開けないものもあった。日曜日翌朝、莟が開いていた。固かった莟も、ほころんでいる。月曜日翌翌日は、ほころびかけていたものも、見事に開いている。一輪は、食卓の上に飾った。ありがとう！　ありがとう！食事をしながら、その話をすると、「自分だけおいしいもの食べて」といわれてしまった。花瓶一杯に入れた水は、思いのほか減っていない。百合って、丈夫なのね。虐待にも耐えて、美しく咲いてくれてありがとう。何度感謝しても、したりない。次回は7月5日（水）にお会いしましょう。体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
31May
- 天音の水曜／よつまたてっぽう?
  今年の梅雨入りは早くもうすぐですが、梅雨入り前の最後の土曜日となった 5/27は、良いお天気でした。わが家から見える小学校では、運動会がありました。連日、応援太やソーラン節の踊りの音楽に合わせた子どもたちの掛け声が元気よく響き渡り、エネルギーをもらいました。　当日はリレーや踊りの練習の成果を見たかったのですが、たまたまチケットが当たって、千秋楽前日の相撲観戦。先日、相撲観戦の予行練習のためテレビを見ると「よつまたてっぽう厳禁」とあるので、「何か？」と問うと、「『四股』は、「『しこ』って読むんだ。「てっぽう」は、壁を叩く練習。「花道」は、皆が行き来するので、四股を踏んたり、てっぽうをやってはいけないという意味」と、家族から説明を受けました。相撲知識そのレベルの私の生まれて初めての相撲観戦。観戦と込みだったちゃんこ鍋屋「霧島」で昼食後、国技館へ。お昼過ぎたばかりの観客席はガラガラ。空いていると満員のときより、呼出しや行司の声が良く響きます。あの人は良い声だなとか、ア段の声はよく通るけれど、イ段のは詰まるなとか、勝手に審査。呼出しは「友和」とか「松男」とか、名前だけが表示されています。行司はフルネームですが、式守と木村の2つの姓だけと、初めて知りました。番付が下の相撲の取り組みでは、行司が裸足だったのでびっくり。幕下か十両がわからないけれど、いつの間にか、白足袋を履いていました。テレビ放送ではわからないけれど、ファンの声援はすごい。子どもからの声援が多かったのは宇良。取組みがはじまると、「ウオー、ウオー」という声の渦のなかに巻き込まれてしまい、どちらを応援しているのでもないのに、勝負が決まると、私もいつのまにか叫んでいました。これまた、生まれて初めての体験。貴景勝 VS 若元春照ノ富士と霧馬山の実質的優勝決定戦では、満身創痍の照ノ富士の圧勝。千秋楽のチケットを申し込んだつもりでしたが、この日でよかったかな。外国人観光客も多かったですから、日本人であるからには、一度は観戦してよかったというのが、素直な印象。なんと、大関昇進した霧馬山の新しこ名が「霧島」に決まったというニュースが今日流れました。か。「ちゃんこ霧島」で、ちゃんこ鍋を食べて、その日の取組の最後、優勝決定戦になった照ノ富士VS霧馬山戦を見られたのも、初めて観戦にしては、出来すぎ
09May
- 天音の水曜／粋なリユース
  東京都国分寺市にあるお鷹の道。地元の方々から愛されています連休中で、水辺のカラーの花も涼し気ペラペラヨメナマンホールもカワユイその遊歩道入口にあるおたカフェそこでは、「こくべじ」と呼ばれる野菜や果物を使ったランチやスイートが出されます。例えば、こくべじは、こんな黒塀で囲まれた農家で売られています。本物の木の枝が使われている絵。さて、おたカフェで、私は有機のアールグレイを頂きました。金のポイントがすてきなティーカップで、木のざわめきを聞きながら、最高のティータイム。「おしゃれなカップですね」とほめると、「実は、ひびがはいってしまったので、こうしたのですよ」粋な心遣いがあらわれて、急須で出された紅茶もちょうど良い淹れ具合で、たっぷり2杯分。もちろん、スイーツも後味が爽やかで最高でした。次回は5/31（水）に！体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　亡き次男に捧ぐ自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　　　　　　　　亡き夫に捧ぐ韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
03May
- 天音の水曜／エーザイ筑波研究所
  先日、エーザイ筑波研究所へいってきました。筑波にある研究学園駅から、筑波山を眺め、広い道路をタクシーで約10分。　筑波研究所の前にて広い敷地にゆったりと建てられている建物。今回は、私の拙書『体内時計には逆らえない』を、ここの研究所をはじめ、本社や他のエーザイさんの研究所に置いてくださった総務部の渡辺美砂子さんと会うため、行きました。当時は、コロナ禍で研究所へ行かれなかったので、今回、初めて訪れることになりました。大規模改修工事を終えたばかりで、ステキでした。筑波研究所の大規模改修工事が竣工 | ニュースリリース：2023年 | エーザイ株式会社 (eisai.co.jp)図書室へ入ると、入り口の目につくところに、本を並べてくださっていました。ありがたいことです。私が図書室で撮った写真がうまく行かなかったので、置いてくださった当時の写真を利用しました。もう少しよれ感がありますが、当時そのままに説明文や私の書画のコピーをかざってくださっていました。その日の夜は、彼女のステキなお宅にお邪魔して、ワインを飲みながら、牛久名産のレッドポークのヒレなどをいただき、おしゃべりして過ごしました。お土産のブルゴーニュワイン、シャトースーピアンを、私も自宅用に購入しました。彼女は才女で美女であるばかりでなく、しなやかで、自由な発想の持ち主。現在は、新渡戸稲造の映画作りに関わっています。https://nitobenoyume.com/?page_id=260映画の宣伝で使われている漫画紙芝居は、なんと私の知り合いの磯米（いそまい）さんが描いたものでした。これは全くの偶然！翌朝はすぐに帰ったので、牛久シャトーの前を通り過ぎただけでした。戦前は、一帯が葡萄畑で、日本で最初のワイン醸造所ということでした。琴天音のユーチューブ投稿体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　拙著を元にした　エーザイ筑波研究所での講演の一部自作の詩語りとスキャット　―― 亡き夫へ　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて体内時計にも個性があります | 琴天音 |本 | 通販 | Amazon
26Apr
- 天音の水曜／体内時計を失くした動物の末路
  最近盛んに言われているサーカディアンリズムとは、地球の1日に合わせた約24時間のリズム（概日リズム）である。地球上のほぼすべての生物には、このサーカディアンリズムを刻む体内時計がある。この体内時計は、睡眠覚醒の時刻を決めるだけではなく、寝ている間に活動が盛んになる機能、起きているときに活発になる機能が、順序良く動くように設定されている。現代の社会生活と人間の体内時計の不一致による、身体の不調というのは論議されているが、ここでは、『体内時計のミステリー』（2020/3/20 大修館書店）を参考に、ちょっと違った視点から体内時計を語ってみよう。体内時計の大切さがわかると、将来、自分たちはどうなる？ってますます、考えちゃうかな？　蜂には「花を訪れるスケジュール表」がある。ある種の花は一日のうちの決まった時間にしか蜜を作らない。その短い時間に、集中的に蜂が訪れることによって、他家受粉の確立を上げる。蜂も、蜜という報酬を得ることになる。蜂は巣の外で蜜を採集するときは、それに合わせたサーカディアンリズムが見られる。けれど、成虫になって2，3週間目の蜂は保母虫となって幼虫の面倒をみるときには、はっきりしたサーカディアンリズムが見られない。。それは、四六時中休みのない活動だからである。人間のお母さんはサーカディアンリズムがあるのに、一時そのリズムを崩さないといけないので、疲れるんだよねー。だから、お母さんも、早く自分のリズムで生活するようにすると、楽になるよ！　それが、子どもの体内時計を形成するのにもプラスに働くよ！ある種の魚では、季節や成長過程によって、昼行性になったり夜行性になったりするという。つまり、生物の生存と体内時計は切り離せないということだ。ところで、この体内時計がなくなったらどうなるか？　体内時計の「親時計」は、眉間の裏側辺りの視交叉上核にある。親時計というからには、「子時計」（抹消時計ともいう）がある。親時計が指令を出して、体中の子時計をリズミカルに指揮しているのである。さて、この視交叉上核を取ってしまったら、自然界で、動物がどのように生存するかという恐ろしい実験がある。人間が立ち入らない森林に、74匹のシマリスを放った。１. 視交叉上核を切除されたもの、2. 実際には切除しない疑似手術を行ったもの、3. 何もしないものと、3つのグループに分けて。全てに、無線発信機付きの首輪をつけた。2年間で126匹と、生息密度が4ヘクタールの区画のほぼ上限に達していた。そのシマリスという餌に惹かれて、捕食者（多分イタチ）が現れた結果、数週間で、視交叉上核を切除されたシマリスが激減してしまったのである。捕食者がどうやって視交叉上核のないシマリスを見分けたのか分からないが、体内時計とは、そのくらい生物の生存と結びついているということである。琴天音のユーチューブ投稿体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　拙著を元にした　エーザイ筑波研究所での講演の一部自作の詩語りとスキャット　―― 亡き夫へ　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて体内時計にも個性があります | 琴天音 |本 | 通販 | Amazon
05Apr
- 天音の水曜／畑を借りて有機農法
  昨年9月から友人と畑を借りて、無農薬、有機肥料の野菜作りをしています。貸農園のシェア畑には、農機具、種、苗、全てそろっている上に、スタッフが作業を丁寧に指導してくださいます。元々が良い土で、4畝ほどの広さなので、いまのところうまくいっています。それは、一緒に畑を借りている友人がシェア畑のアドバイザ―に合格するくらい、しっかり学んでくれたおかげも、おおいにあります。彼女だったら、大丈夫と思って誘ったら、大丈夫どころか、半年間で技術も知識もここまで身に着けるとは!!!!!私はひたすら頼りにしています。3月は、春夏野菜を植える準備で、ベビーリーフとして育てた野菜を全部収穫。(実際は写真より、もっと、もっと　たくさん収穫でできました）ブロッコリー以外は、小松菜、はつか大根、小松菜、大根、水菜、大和真菜など。日本の昔からの大和真菜をはじめ、種は全て外国産という悲しい現実。人参はベビーとして育てるつもりはなかったのですが、小指より小さかった。4月の現在は、スナップエンドウが収穫できます。忙しくて畑に来られない方の畑では、ビニールを突き破って、小松菜が花を咲かせています。天音のユーチューブ投稿体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　エーザイ筑波研究所での講演の一部　　　　　亡き次男に捧ぐ体内時計にも個性があります – あけび書房 (akebishobo.com)韓国での詩語り　　　　　「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて自作の詩語りとスキャット　　　　前半　　/　　後半亡き夫に捧ぐ　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　
22Mar
- 天音の水曜／今永投手とトースター
  あまり野球を知らない私ですが、今回のWBCに選ばれた今永投手のファンです。なんせ、私は「二らんホームラン」といったら、「二卵性双生児じゃないだ」といわれ、「三らんホームラン」と叫んだら、「鮭の産卵とは違うんだ」といわれ、「二ゴロ」とがっかりしたら、「セカンドゴロだ」とあきれられたくらいですから。そんな私が、今永投手のファンになったのは、投手として云々というより、その堅実さです。WBCでの日本の優勝を桜も喜んでいるようです。大分前のテレビ番組で、それぞれの野球選手が「自分の贅沢は？」と聞かれて、高級時計を見せるなどするなか、彼は「パンが美味しく焼けるトースターを買った」と、いかにおいしいかと、嬉しそうに話していました。（食生活を健康的に楽しんでいるんだなー、堅実だねー、この子は伸びるよねー）と、おかあさん的視点で期待していました。だから、今回、決勝戦の先発に選ばれて、とても嬉しかったです。もちろん、栗山監督の采配、大谷選手やダルビッシュ選手などの大スターを中心に、素晴らしい一人ひとりの選手が侍ジャパンとして結束して、今回の優勝があったということは、語りつくされていると思います。
08Mar
- 天音の水曜／アメリカの大学で教わった真珠湾攻撃
  現在L.A.在住の三男は、2007年から2013年まで、アメリカの大学と大学院で学んだ。その間、彼が大変ショックを受けた事があった。「日本が真珠湾で先制攻撃をしかけたのは、アメリカの計画通り。アメリカの戦略勝ち」と、授業で習ったのだ。どのように教えられたのか分からないが、真珠湾攻撃はアメリカに参戦の正当性を与え、そのため戦争は拡大し長引いたことは、確かだ。ここで、今年1月に復刻版として蘇った『祖国に還る』（ダイレクト出版）を参考にして、ときに本文を借用しながら、真珠湾攻撃のことを、少しだが触れてみよう。530ページあるとはいうものの、字が大きく読みやすい。出版された1943年当時は、一般に出回らず幻の書といわれていたものを、所蔵なさっていた西鋭夫氏が、監修されたものだ。本書は真珠湾攻撃当時、ニューヨークに在住していた朝日新聞の特派員、中野五郎によって書かれたものだ。彼の抑留生活とともに、真珠湾攻撃前後の日米関係等の分析が書かれている新聞特派員は外交官と同じように扱われたため、彼は抑留生活も短く日本へ帰国できた。そのため、この本を戦中に書くことができた。同時代が描かれているものとして、以前読んだ山崎豊子の『二つの祖国』を思い出した。ただし、こちらは、真珠湾攻撃から東京裁判までのことが書かれている。『二つの祖国』は、日系米国人の苦悩を描いた悲劇である。日系米国人に対してアメリカ政府が行ったことに対しては、2021年、バイデン大統領は改めて、謝罪している。「約12万人の米国市民が日系という理由だけで財産を奪われ、非人道的な強制収容所に送られたことは「米国の歴史上で最も恥ずべき時期の一つ」だと指摘。「制度的な人種差別と外国人嫌悪、移民排斥が導いた人道上の悲劇」と表現した。　日本が1941年12月、真珠湾攻撃に踏み切ったのは、その数か月前の夏に、日本の在米資産が凍結されたことが要因の一つとなっている。それは、アメリカからの宣戦布告といってよいとも言われている。なぜなら、世界通貨であった米$が使えなくなるということは、日本が国際貿易から締め出され、石油も買えなくなるということだから。いつ日米は開戦するかという緊迫感が、本書からは伝わってくる。当時、日本には日米両国の戦争は避けるよう警告し努力していた人々がいた。この本では、例えば「俺はこの悪化し極まった日米関係を独力で改善するような力は持たぬし、またそのような希望的考えはないが、ただ日米両国の戦争だけは避けるように努力する覚悟である」という、ワシントンの野村吉三郎大使の言葉が記されている。アメリカにも、ルーズベルト大統領の「『三選は参戦なり』と杞憂していた人たち」がいた。そんな人たちの願いや努力は、踏みにじられた。この「戦争への道」の章は、さすが新聞記者の記録である。中野五郎はルーズベルト大統領を「デモクラシーの独裁者」と呼び、ルーズベルト自身は「アメリカはデモクラシーの兵器廠」といっている。つまり、デモクラシー国を援助するといって、武器を援助したり、売ったりしていたのである。アメリカの「産業界は空前の軍拡に踊り」「軍需会社がものすごい利潤を貪」っていたのだ。民主主義のためといって戦争が引き起こされ、軍需産業が儲かるという構図は、今とて変わりない。真珠湾攻撃についてはもう一つ、日本からの宣戦布告の暗号が開戦に間に合わず遅れたことが大問題である。外務省が暗号文の長い緊急電報であった宣戦布告書を、ワシントンの日本大使館へ送る。その暗号を英文に書換え清書して、攻撃前にアメリカの国務長官に手渡さなければならないのに、解読と清書に手間取り、宣戦布告書は、開戦に間に合わなかった。だが、開戦前に、米国はそれを解読していた。さて、アメリカにある日本の資産が凍結されたため、日本は石油資源を求めて真珠湾攻撃と、オランダ領島東インド（現在のインドネシア）の攻撃に踏み切った。攻撃という言葉から連想するのとは逆に、インドネシアでは、300年以上にわたるオランダの植民地からの独立に貢献したので、日本兵の銅像が建てられている。日本は統治中から、インドネシアの人々の手で独立することを願い、教育したのだ。一度は日本軍に追い出されたオランダ軍が、日本敗戦後、再びインドネシアを植民地にしようと戻ってきたが、それを残留日本兵が、身を挺してインドネシアの人々と共に戦ったのである。そのことはインドネシアでは有名なのに、私も多くの日本人と同じように今まで知らなかった。そんな大切な史実が、なぜ私たち日本人には、公に知らされないのか？インドネシアばかりではなく、大戦後、マレーシア、ビルマなど東南アジア諸国が欧米から次々と独立したのは、日本のおかげだと、感謝されている。中野五郎が帰国途中、日本軍に占領されたマレーシアに寄港したとき、喜ばしい驚きも描かれている。戦争で瓦礫と化した街並みを想像していたのに、建物等は破壊されずにきれいに残り、そこにいた現地の人々に歓迎されたのである。台湾の親日も有名なところである。日本の統治下にあったときのインフラ整備が台湾発展の基礎となっていると、感謝してくれている。ここでは、一般的に知られていないこととして、あえて、「日本悪し」ばかりではないことを書いたが、もちろん、戦争であるから日本統治全てを美化しようとは思わないし、できるものではない。だが、一般的に言われていることがすべて事実か？ということに対する検証が、最近公にされ始めている。「敗者の歴史は勝者によって書き換えられる」という考え方は、真実であると思う。国分寺の殿ヶ谷戸庭園にて私は、少し前に、とても残念な記事に出会った。あしなが育英会から、私に送られてくるあしながファミリーという新聞のなかで。去年の11月に発行された178号に、ロシアのウクライナ侵攻と照らし合わせながら、「……ヒットラーや東条英機の野望を阻止したのは経済制裁と軍事力（原爆を含む）でした……」（ [ダモクレスの剣]より N・バンドーン:ジャーナリスト）、という文面だ。あしなが育英会は、国内外の遺児の進学支援を中心にした教育支援とともに、心のケアもしている素晴らしい財団法人である。3人の息子たちが未成年のときに、夫が亡くなったこともあって、私は、母の代から応援している。あしなが育英会は、アフリカの遺児との国際交流も盛んで、国際人として活躍する人材も期待されるだけに、残念である。「日本悪し」の一辺倒にかき消されていた第二次世界大戦についての見方も、隠されていた色々な資料が明らかになっていく中で、変わってきている。ヒットラーと東条英機を同じに語ることはできるのか？原爆投下がなくても、戦争早期終結はできたとも、いわれている。ウクライナ侵攻、第二次世界大戦、こういった大問題は、簡単に短文で書けるものではないし、一方的な意見だけを載せるのものではないと思う。どちらかを悪者にして語るのは、アピールしやすいが、とても危険であることは、以前述べた通りである。戦争被害を少なくするためだったといいながら、原爆の被害を受けた人たちとその子孫の苦しみを見ないのか？息子のアメリカ人のお嫁さんは、ヒロシマの平和記念資料館へ訪れたとき、原爆の被害を知らなかったと、涙を流していた。アメリカが対イラクで使用した劣化ウラン弾や、核兵器でないが、アメリカによってベトナムに撒かれた枯葉剤の被害も、然り。いまだ、その子や孫に災いをもたらしている。つまり、被害を受けた人々（武器を使用して被爆した兵士も含め））の戦争は、続いているのである。それらが投下されているのは、白人以外の国。そういった問題にも発展していく論である。琴天音のユーチューブ投稿体内時計には逆らえない～「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる～　拙著を元にした　エーザイ筑波研究所での講演の一部自作の詩語りとスキャット　―― 亡き夫へ　　　前半　　/　　後半　～ギターとピアノと共に～　　　　　『去っていった人　残されたものたち』　韓国での詩語り「白く舞うもの」を「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて

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