むかしむかし
ある乃木坂の村に
おじいさんとおばあさんがいたとかいないとか
おばあさんの名はかずみ
おじいさんの名はキャップでした
キャップじいさんは山で居眠りに
かずみばあさんは川に魚を喰らいに行きました
いつもの様にキャップじいさんが
山の竹やぶで居眠りを始めると
なんとやたらとまぶしくて
目が覚めてしまいました
「ちょっとちょっと~。この光ブナンじゃないなー」
と光の先に目をやると
そこにはやたらとギラギラ点滅する竹が一節ありました
キャップじいさんにはとても目障りだったので
仕事のフリをして持って来ていたナタで破壊しようと試みました
竹に食い込んだナタは
なぜか途中で止まってしまいました
固い何かに当たった様でした
「ブナンな固さじゃないな。竹がまるでメンバーの様に私をポンコツと思っているようだ。
こればっかりは、ブナンじゃいられない!」
と
キャップじいさんは鬼の様に四方八方からナタを打ち込みました
憎悪を込めて・・・
すると
「いったーいっ!!」
とボロボロの竹の中から大きなものが出て来ました
それは頭でした
人の二倍はあろうかという頭でした
それは竹からはみ出たまなつ姫でした
が、
あまりの攻撃を受けて
すでに瀕死でした
「ふつうはもっと優しく割るでしょ、竹は。
許さないからね~。姫として出るはずだっのに~。
呪いのズッキューン!」
と言ってまなつ姫(仮)は消えてしまいました
「なんか、あの大きさはブナンじゃないわね」と
少し気分が悪くなったキャップじいさんは山を下りました
そのころ
かずみばあさんは魚を捕まえようと
川に向かって竹刀で突きを連発していました
「やっぱ魚とソフトの組み合わせが最高なんだよね~」
と言おうとしましたが
最近のどに枯れグセがついているので
声は出ませんでした
突きで気絶させた魚をせっせと拾い上げているかずみばあさんの鼻に
とても甘い香りがしてきました
その正体は大きな桃でした
上流からどんぶらこどんぶらこと流れてくるではありませんか
それを拾い上げたかずみばあさんは
いきようようと家路につきました
家戻ったかずみばあさんは
居眠りしているキャップじいさんを叩き起こし
ナタで切る様に指示しました
パントマイムで
そしてキャップじいさんはナタで桃をまっぷたつにしました
桃はまっぷたつになりました・・・
あれ?
かずみばあさんはもっと細かく切った方が食べやすいので4当分にしてくれとフリップに筆談しました
よし分かったと振り上げた瞬間
ぱっかーんと桃が自ら割れました
そこから生まれたのは二人の赤ん坊でした
桃から産まれた桃太郎と名付けたかったのですが双子だったので
それぞれ
まい太郎、なぁ太郎と名付けました
正直良い労働力が来たとじいさんばあさんは思いました
意外と書くのが疲れたので、
次回に続「けたかったかもしれない」
なぼな。