昨年に観察していたナガコガネグモは2匹いて、
2匹とも2回ずつ産卵したので卵のうは4個あった。
もう一匹の母グモはシシトウの茎と草むらに産卵していて、
雨の日はとても気遣った。
シシトウの葉が枯れた後は枠を作りビニール袋をかぶせ、
天候にあわせて袋を持ち上げたり下げたりしていた。
草むらの卵のうは土につきそうになると、
糸がかけられた草を持ち上げ、土につかないようにしていた。
昨年10月13日に産卵。
5月10日、 ついに出のう、団居になっていた。
ところが、5月15日、夜中の強風で飛ばされ、
網に残った子グモがわずか。旅立ちに袋は不要と外していた。
4個中、若干大きめで一番しっかりと作られた感じだったのに。
その後の観察をする元気はなかった。
5月10日 5月16日 強風のあと
もう1個の草陰の卵のうは色が悪く、出のうはできないかもと
思いつつも、気温を感じさせようと太陽が当たるようにした。
10月15日 2月28日 5月16日
産卵は10月13日。同じ日の産卵のようなのに、
片方の出のう日から11日目なのに出のうはしなかった。
もう無理だろう。あきらめて卵のうを持ち帰った。
卵のうの中を見たかったのだが、
開きだすと粉のようなものがかすかに動いた?ような。
生きている?
↓ 5月21日 14:02 置いていたら1匹出のう
きっと先頭を行く子だろう。7か月間、暖かい毛布に包まっていたのだ。
大変だ。すぐに先発した卵のうのあった場所に持って行った。
2日後に恐るおそる見に行くと・・・団居ができていた。
5月23日 8:36 生きていたのだ! うれしい~
団居の網は広範囲に張られていて、二手に分かれていたが、
5月24日 7:41 5月25日 6:59 数が増え
↓ ↓
5月26日 9:33 いくつかの小さな団居に。
5月27日、午前中は雨。午後は怪しげな天気だったが
雨はやんでいた。5月28日は一日中、雨。
5月27日の午後に一斉に旅立ったようだ。
観察は終了。いっぱいハラハラして、いっぱい感動した。