同じ日の午前と午後、卵のうをつけた母グモと出合った。
コモリグモは卵のうを糸いぼにくっつけて移動し、
孵化した子グモが自立できるまで背中(腹部の上)に乗せ、
持ち運ぶ。
午前中、家裏の草抜きをしていると1cmほどの白玉があり
鉢植え用の肥料かと指先で軽くはじいた瞬間、
白玉に何かが跳びついてきた。
白玉はコモリグモの卵のう、跳びついたのは母グモ。
瞬時に卵のうをくっつけた。一瞬のことなのでそう見えたが
卵のうと母はしっかりとつながっていて
卵のうが転がったときに母グモも一緒に転がったのだ。
そう簡単には離れない、外れない、はず。コモリグモだもの。
カメラを取りに家に入り戻った時も同じ場所にいたが
近づくと逃げだした。
卵のうをつけた母グモは必死。まるで走っているよう。
ウズキコモリグモだろう。
最も普通に見るクモで出現期は一年中だそうだ。
我が家で見かけるのは体長1cmほど。
足が長く太さもあり、卵のうをつけたせいか大きく見える。
2026年6月23日 9:20
昨年、プランターの縁から上がれずに困っていた同種。
おかげでスタンダードな小さなデジカメでもよく撮れた。
葉っぱに乗せて外に出した。
2025年7月1日 6:53
卵のうは丈夫で硬そう。つくられたばかりかも。
卵のうに付着物。それは、卵のうは地面の上で丸められるから。
田んぼの生きものたち 「クモ」文・写真 新海栄一 緒方清人
クモの世界がわかります。シンプルな生活や暮らしぶり、
懸命に生きる姿は教えられ学ぶところがあり、
クモに対する見方が変わります。
この本の中に卵のうづくりをするコモリグモの写真があります。
大昔、(例えば時代劇など)人は風呂敷に物を包み、
持ちやすい形にして肩や腰に結びつけて移動していた。
コモリグモの母も同じようなやり方をするのです。
もっと手が込んでいます。
「地表に糸で円形のシートをつくり、その上に産卵。
産卵を終えると何重もの糸をかけて卵を覆い隠す。」
ここまでは同じような方法で産卵する他種のクモもいます。
葉裏にですが。感心するのはそのあと、第二段階です。
「卵のうの周りの糸を切り縁を持ち上げていく。
回転させて持ち上げ地面から切り離す。
卵のうの縁を牙で折りたたんで楕円形にする。
卵のうを回転させながら縁を糸で固める。
出来上がった卵のうを糸いぼに付けて持ち運ぶ。」
「ウヅキグモは、4~5月に1回目の産卵をし、
その孵化した子グモは7~8月には親になり、
2回目の産卵」をするそうです。
同じ日の午後、片付けをしていた時にとびだしてきた個体。
隠れ場所を失い物置の壁に上がったが静止し固まっている。
コモリグモは地表でしか見たことがない。
卵のうをつけていては上ることは苦手なはず。
壁に擦れれば卵のうは傷つくこともきっと知っている。
すぐに管理者はこの場を離れた。
2026年6月23日 16:16
クモの目は8つ。徘徊性のクモは種類により目の配列が
違っていて、コモリグモの仲間は3列。
一番下に横並びの4個の小さな目、その上に大きな目が2個、
その上にまた2個の目があるが、一番上の2個は確認しにくい。
ところが壁に上がったまま大きな4個の目で見上げていたのだ。
どの種類も目の位置は対称。
「両目で見る」ことは生き物の基本なのだ。
自然界の創造主は本当にすごい。
画像をよく見たら卵のうが壊れかかっていた。
悪いことをした。
でも、もしかして、孵化が始まっているのかも。
そうあってほしい。
子グモを背負う姿に出合え、運よく撮れたら感動する。
卵のうとほぼ同じ大きさ、鉢植え用の肥料



































このハチは手ごわい。 






















































































