腎臓病でも高タンパクが必須である理由

 腎臓が悪い人は、病院で低タンパク食を指導されます。タンパク質制限をすることで、尿毒症の原因となる窒素代謝産物の産生を抑制するなどの理由で、タンパク質制限が有効であるとされてきました。
 しかし、これはおかしな話だと思います。
 腎臓という臓器そのものがタンパク質なのですから、絶えずこわされ、つくり直されています。タンパク質の供給が不十分なままで改善するわけがありません。三石先生の著書によると、腎臓の組織の半分が更新するためには、短いものは11日、遅くて180日とされています。腎臓の組織のうちには、ずいぶんはやく回転しているものがあるわけです。
 腎臓の組織をつくり直すときに、タンパク質という材料が不足すれば、以前よりも機能が低下した腎臓になってしまうのです。
 タンパク質制限食をつづけている腎臓病の人で、倦怠感、浮腫、脱毛などがみられる場合は、どれも低タンパク食に原因があると思います。タンパク質よりも糖質過剰の方が腎臓に負担をかけていると考えます。
 三石先生も高タンパク食とビタミンCは1日に10gくらい摂ることを勧めておられます。ホッファー博士の著書には「腎不全で透析が必要と診断された患者が、ナイアシン3gで完治して医師も驚いた」という症例もありました。
 腎臓は毛細血管の集まりですので、血管壁のコラーゲンを強くするために、タンパク質とビタミンCは必須です。血流を良くするために、ビタミンEとナイアシンも必要です。

腎臓病の原因は、長年の糖質過剰摂取+悪い油による糖化+酸化。
治療には、プロテイン+低糖質食+良質な油、C、E、ナイアシン、Mgあたりが最重要。

(写真は、図解版すべての不調は自分で治せる)


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