インチュニブを2年間飲んでいるADHDの男の子

症例;小学校4年生、男性。
授業中の立ち歩き、暴言、対人トラブルで手が出る、などがあり、2年前からインチュニブを服用。
不注意、集中力がない、持続して努力できない。

本を読んだ母親と共にR5.9当院受診。
他院で採血、BUN11.1、フェリチン67。
少し前からプロテイン15g*2、卵2個開始した。
→フェロミア処方。
ナイアシンアミド、Mg100開始。

母親:
BUN13.5、フェリチン17.3。
切れやすい、疲れやすい。
→プロテイン*2、フェロミア、ナイアシンアミド、Mg100開始。

一週後再診、
プロテイン*2、ナイアシンアミド*3、Mg100*3。
お腹が緩くなった。
→ナイアシンアミド増量、Mg100減量を。

R5.10、
ナイアシンアミド*6、Mg100*1。
インチュニブは止めたが変化ない。
→C1000開始。

R5.12、
落ち着いてきた。
良い日が増えた。
対人トラブルが減った。
まだ集中力が続かない。

R6.1、
学校は時々休む。
授業中のウロウロはなくなった。
対人トラブル時々のみ。
理科のみ支援級。

母親:
BUN11.9 、フェリチン47。
朝起きが良くなり、体が楽になった。
イライラが減り、スッキリした。
ナイアシンアミド*6、C1000*2、Mg100*1。

R6.2、
学校は休まなくなった。
ウロウロは全くなく、座って過ごせる。
対人トラブルはなくなった。
集中力はまだない。
サプリは母親と同じ量を飲んでいる。

R6.4、
とても元気になった。
野球が上手になった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
子供を治すためには、母親も同じようにプロテイン+鉄+ナイアシンアミド、C、Mgを飲むことが最重要。
母親がプロテインをキチンと2回飲まないと、子供は飲めない。
母親が落ち着き、言い過ぎなくなると、子供も落ち着く。


元記事はこちら