起立性調節障害(OD)の便秘への対応

中学生、高校生に生じるODは鉄タンパク不足により引き起こされ、低血圧、立ちくらみを伴う。
不安、抑うつ、恐怖などのメンタル不調の合併も多い。
従って治療は、プロテイン+高タンパク食+鉄+ナイアシンアミド。

このような症例に良かれと思い経口Mgを服用させると、さらに血圧を下げてしまい、症状を悪化させてしまう。
特に筋肉量の少ない痩せ型の女性では、容易に低血圧を生じてしまうので服用禁忌。

では、ODに便秘を合併している時の対応は、
1)C1000*6~9(分三)、
2)塩化Mg入浴による経皮吸収、
Mg経皮吸収なら経口Mgと異なり低血圧を生じにくい。
死海ソルトなら200mlカップ1杯、通常の塩化Mgなら200ml*3~4杯。


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