亜鉛ー3、亜鉛の効率的な摂り方

「若さを保つ栄養メソッド」より、

 亜鉛は肉類や魚介類に含まれています。牡蠣やレバー、ナッツなどにも豊富です。日本人は魚介類を多く食べるため、欧米人よりも亜鉛不足は深刻ではないと思われますが、食生活が乱れがちな若い世代の味覚障害(亜鉛不足が原因)は問題になっています。当院でも外食ばかりしている人、亜鉛不足を示すALP(アルカリフォスタファーゼ)が低い人、などにはプロマック(亜鉛)を処方します。いずれにせよ、どの世代も意識して摂取する必要があるミネラルです。
亜鉛の吸収を助ける因子としては、動物性タンパク質が挙げられます。動物性タンパク質の摂取量が増えると、亜鉛の吸収も増えるといわれています。
 亜鉛をサプリメントで摂取する場合、さまざまな種類があるので迷われると思います。サプリメントの通販サイトを見ても、ピコリン酸亜鉛、亜鉛L-カルシノン、クエン酸亜鉛、グルコン酸亜鉛などがありました。
 基本的には、どれを選んでいただいても大丈夫です。アミノ酸などと合わせているサプリメントは、亜鉛元素そのものの含有量を確認しておいてください。山本義徳先生の『アスリートのための最新栄養学』には、「亜鉛サプリメントの亜鉛元素含有量」が記されていますので、参考になります。
 たとえばモノメチオニン亜鉛は、オプティジンクという名称で販売されています。30mg×5錠に亜鉛元素31.5mgが含まれます。
処方薬である亜鉛製剤プロマックD75mg×2錠には、亜鉛元素34mgが含まれています。 そのためプロマックD×2錠=オプティジンク×5錠となります。
オプティジンクを2~3錠、というのが亜鉛サプリ摂取の目安となります。亜鉛元素の量としては1日15~30mgが目安です。
私が使っているのは、処方薬としての亜鉛製剤プロマック、サプリメントのオプティジンクの2種類です。現在はオプティジンクを1日2~3錠、飲んでいます。
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殆どの人はOptizincを問題なく飲めるが、どうしてもムカムカして飲めないという方が一部おられる。
その人にはOptizincよりも胃腸に優しいカルノシン亜鉛を推奨しています。
https://jp.iherb.com/pr/doctor-s-best-pepzin-gi-zinc-l-carnosine-complex-120-veggie-caps/2467


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