亜鉛ー2、亜鉛と銅の関係

「若さを保つ栄養メソッド」より、

 銅はヘモグロビンを構成している成分で、鉄の利用効率を高めて、貧血の改善に効果を発揮します。ただし銅は、過剰症になりやすい傾向があります。銅と亜鉛は拮抗していることから、亜鉛不足になると銅過剰になるというメカニズムが働いてしまうのです。亜鉛をしっかり摂取すれば、銅の過剰を抑えることができます。
 銅過剰が原因とされているウィルソン病、精神疾患、冠動脈疾患などは、亜鉛とビタミンCの投与が有効であるとされています。
 アメリカの医師で理学博士のカール・ファイファーは、正常な銅と亜鉛の血中濃度は、銅が90~100µg/dℓ、亜鉛が120~140µg/dℓであると、述べています。
 銅の占める比率は加齢によっても高まります。高血圧、妊娠期、感染症、白血病なども銅の比率を高めますので、亜鉛の摂取を心がけてください。新型コロナウイルスでも亜鉛不足が発症に関係しているといわれています。亜鉛が充足していることで抗ウイルス作用が発揮され、ウイルスの増殖を防ぐという働きも改めて注目されています。
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コロナウイルス後遺症として、味覚障害、嗅覚障害がある。
ウイルスに対する免疫応答で亜鉛が使われ、枯渇した状態となっている。
これは亜鉛不足が原因なので、亜鉛製剤を投与すれば回復する。

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