大腸がんステージ4の女性

症例;50代後半、女性。
大腸がんと診断されており、肺と肝臓に無数の転移がある。
特に肝臓には大きな転移があり、肝臓全体が腫れ上がっている。
同居している娘が数年前から当院に通院し、プロテイン+メガビタミンでとても元気になった。

R4.10、娘同伴で当院受診。
少し前から、プロテイン10g*3+高タンパク/低糖質食を開始している。
D5000IU*2も開始している。
食欲はまずまずある。
貧血があり、輸血された。
体力がなく、少し動くと息切れがする。
→B50、C1000、ナイアシンアミドを開始を。

一週後再診、
初診時のAlb3.0、RBC325、Hgb8.0、フェリチン82。
C1000*9飲めている。
→ESポリタミン2g*2、フェルム処方。
E400、Mg100開始を。
イントラリポス点滴+「B+C+グルタチオン点滴」+陶板浴を開始。
以後2週毎に点滴を継続。

・毎回、娘と一緒に受診しており、状況を見て娘に指示を出している。
・何度か抗がん剤を受けたが、体調不良となり中止となっている。
・プロテイン+メガビタミン+点滴で元気になっている。
・ケトン体は、0.2~0.4で推移。
・グルタミンパウダー5g*2、MCTオイルパウダー3g*2も追加している。
・塩化Mg入浴も行っている。
・アセチルカルニチン500*4も追加。

R5.4の検査で、肺転移、肝転移は小さくなっていた。
R5.6、GOT、GPT上昇したため、ナイアシンアミドは中止した。
C1000*9、B50*2、E400*2、D5000IU*2で継続。

R5.11、Alb4.5、RBC376、Hgb14.3、フェリチン376。
凄く体力がついて、かなり動いても息切れがしなくなった。
先日の検査で、肺転移は全くなくなった。
肝転移は、1年前は全て転移病巣で大きさは10cmだったが、2cmに小さくなった。
→フェルム中止。
点滴は4週に1回に減らして継続。
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・がんに打ち勝つためには、Alb4.2以上+Hgb12以上が必要。
Alb、Hgbが低下すると免疫力が低下し、がんが増殖する。
Alb3.0が4.5に回復、Hgb8.0が14.3に回復、素晴らしい成果。
・女性なので糖質を減らしてもなかなかケトン体は上がりにくいが、0.2~0.4は立派な数値。
普通に糖質を食べている人は、ケトン体は0.0~0.1。


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