なぜ、発達障害、ADHDは男性に多いのか?

発達障害、ADHDの男女比は5~10:1で男性に圧倒的に多い。

母親が小学生の男の子と、女の子を連れて受診されることがある。
2人ともフェリチン50前後だったら、女の子は正常発達で、男の子は発達障害もしくはADHD。
同じフェリチン値なら、男性は女性より鉄不足に圧倒的に脆弱。

男性のフェリチン50~99は鉄不足(Fe↓)で、女性のフェリチン10~50に相当。
男性のフェリチン50未満は重度の鉄不足(Fe↓↓)で、女性のフェリチン10未満に相当。

女性は妊娠、出産で大量の鉄を失う。
そのため、鉄不足に脆弱な個体は長い年月をかけて淘汰されており、現代の女性は鉄不足に強靱な個体のみ。
つまり、現代の女性は長年かけて選び抜かれた超エリート。

一方、男性はそのような淘汰は人生誕生以来されておらず、全員鉄不足に脆弱。
フェリチン100未満になると、ミトコンドリア機能不全となり、発達に障害を生じる。


元記事はこちら