ADHD治療と起立性調節障害(OD)治療の違い

ADHDには「ナイアシン不足型」と「Mg不足型」がある。
比率は7:3。
チックの合併例(Mg不足)もとても多い。
従って、プロテイン*2+鉄+ナイアシンアミド(もしくはフラッシュフリー)+Mg100で開始する。
Mg100*2-4でお腹が緩くならなければ「Mg不足型」なのでMgを高用量で継続し、Mg経皮吸収も併用する。
Mgでお腹が緩くなれば、「ナイアシン不足型」なので、Mgを減量、もしくは中止してナイアシンアミドを十分量服用。

ODは第二次性徴期の鉄タンパク需要の増大により発症する。
従って、プロテイン*2+鉄+ナイアシンアミド+C1000で開始する。
ODへのチックの合併例は皆無であり、今まで100例以上診ているがゼロ。
ODのMg不足型はない。
ODでは経口Mgで血圧を下げて、OD症状を悪化させるので使用禁止。
BUN、フェリチンの値が良くなったのに、朝が起きられない症例が数例あり、何れも母親が良かれと思いMgを飲ませていた。
Mgを中止すると速やかに改善する。
経口Mgだけでなく、Mg経皮吸収も控える。


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