21世紀の自然治癒の健康相談ー4,糖尿病

三石巌:全業績ー6、分子栄養学の健康相談、より

60歳の母、母は6年前から糖尿病と診断され、当時60kgあった体重が、いまは50kgぐらいです。ずっと同じ先生にかかり、同じ薬を服用していますが、食事が遅れると体に震えがきて、気持ちが悪くなるそうです。薬を飲まないときは、そういうことはないのですが。

私のアドバイス、
 経口血糖降下剤は、サルファ系剤(SU剤)がよく使われます。これの副作用で、脳、網膜、腎臓、心臓などに障害の起きることがあります。アスピリンや酒との併用は、極端な低血糖をまねく危険があります。
 糖尿病の対策として、私の推薦するものは、ビタミンEとCとニコチン酸(ナイアシン)です。
 糖尿病は、血糖値を下げるはたらきのインスリンが不足する病気です。そして、このホルモンをつくるのは、膵臓のランゲルハンス島にあるβ細胞です。
 糖尿病では、ベータ細胞内でインスリンが作られていても、それがスムーズに分泌されません。ですから、その細胞膜の透過性を正常にすれば、改善が見られる場合があるはずです。このはたらきは、ビタミンEにも、サルファ剤系の糖尿病薬にもあります。
 ただここで、ビタミンEのはたらきが文字通りの正常化であるのに対し、後者の働きが強引である点に違いがあります。このビタミンは、おそらく、インスリンの合成代謝にも関係しているでしょうから、糖尿病治療の決め手、といって過言ではないと思います。この代謝がニコチン酸によって促進されることも見逃せない事実です。
 ビタミンCの作用は三つあって、第一は、腸壁での糖の吸収を抑えて、血糖値の急上昇を防ぐ作用です。第二は、ブドウ糖をグリコーゲンに変えるインスリンの働きを助ける作用です。こんな作用のあることは、インスリンを注射すると、血中ビタミンC濃度が下がることからわかります。第三は、膵臓の組織を正常に保つ作用です。この作用のあることは、ビタミンCが欠乏すると、膵臓の変性が、外見まであらわれ、しかもそれが、ビタミンC投与によって回復することから分かります。
 そこで、一日の必要量の問題ですが、ビタミンEについてもCについても、一定の基準があるわけではなく、要するに、治るまで増量してゆくことになります。ビタミンEについていえば、それが600IUの人もいるでしょうし、1000IUの人も、2000IUの人もあると言うことです。ビタミンCについても同様です。ビタミンEを2000IU、ビタミンCを10g、というような大量投与でもなおらない糖尿病は、ベータ細胞の死滅も考えられるので、インスリンのご厄介にならなければならないでしょう。
 インスリン注射なしで、この二つのビタミンでなおったら、そのあとは、維持量の問題がおこります。ビタミンEとCでなおったということは、原因がこれらの不足にあったことの証明でしょう。維持量がいくらかという問題も、自分の実践で発見できることです。 ビタミンEの大量投与は、急激に行わないのが無事です。とくに、動脈硬化のある人では、50IU以下からはじめます。そして、目まいなどのないことを確かめながら、ゆっくりと増量してゆきます。そうでないと、動脈内膜の沈着物がはがれおち、それが細かい血管をふさぐような事故が起き、こわくなってしまうことがあるのです。
 血管がきれいになれば、大量投与の事故はおきません。私は一日に3000IUをとり続けています。
 正統な糖尿病対策は、体重を減らすことを目的とする減食です。インスリン量が少ないのですから、体重をそれに見合うまで減らす、という論理です。
 メガビタミン療法では、減食の必要はほとんどありません。減食すると、しぜんに低タンパク食におちいりやすく、そのための被害は意外に大きいものです。減食は、高タンパク食の条件を満たすように計画されなければならないのです。

その後の経過、 
 ビタミンEの大量投与をはじめたところ、急に体がしゃんとしてきました。かかりつけの医者のところで血糖値の検査を定期的にやっていましたが、ビタミンEをはじめて2週間後の血糖値はまったく正常でした。
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糖尿病に効果があるサプリメント(Doctor Yourself、2017年)
1.B100、2~3時間毎に服用!。
2.ナイアシン(ナイアシンアミド)、1500~3000mg。
3.C、3~10g。
4.Mg、400~600mg。
5.Cr(GTF)、
GTF[グルコーストレランスファクター](ニコチン酸クロムグリシン酸)
6.E,1600~2000IU。

経皮マグネシウムによって報告された成果 
経皮マグネシウム=塩化マグネシウム入浴+にがり塗布。
・高血圧の改善 
・シミに塗ることで薄くなり消えた 
・関節炎の部分にマッサージしながら塗ったら痛みがほとんど即座に治った
・1日に何回か口の中にスプレーすると延髄が活性化され歯のエナメル質が活発になった
・熱い風呂にマグネシウムオイルを入れると細胞に多量のマグネシウムを与えることができ、とてもリラックスできる入浴剤となった
・むずむず脚症候群の改善に最適
・糖尿病の予防に役立ちインスリン分泌を増やし糖の代謝を促す
マグネシウムがないと、インスリンはブドウ糖を細胞に移動できない 
・脳卒中の予防と回復を助ける 
・不眠症の改善
・心臓の健康状態の改善
・エネルギー産生( ATP)を改善 
・記憶力の維持を助ける
・体の毒素や重金属除去に極めて重要 
・骨とタンパク質生成を助ける 
・しわのある肌にスプレーするとしわを減らす 
・神経系への鎮静効果 
・自閉症の改善の誘発 
(マーク・サーカス. 経皮マグネシウム療法)


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