分子栄養学入門-31、製薬会社の投資対象は医薬研究、ミネラル研究は無視

 さて、マグネシウムはアンチエイジングと健康維持、病気予防に不可欠であることをご理解いただけたでしょうか。本来であれば、医薬品以上の価値がある栄養素です。もっと治療にも取り入れるべきだと思いますが、製薬会社や医学会からは無視されています。
 なぜなら、マグネシウムは特許の対象にならないからです。
 特許がないと医薬品としてしかるべき価格で発売できず、儲けにならないのです。
 かつてはマグネシウムが心臓病に有望である可能性が示唆された時期もあったそうです。しかし、それ以降は新たな研究が進んでいないことから、進展は見られませんでした。
 このように「先進国には栄養失調がない」ことを前提とした、的外れな医学教育がおこなわれています。
 優秀な教授とは、研究費をたくさん獲得できる人のことで、それは製薬会社からの資金供給によるものです。医薬研究ばかりにバイアスがかかっているのが、最新研究の実状です。最新研究が「良い研究」と信じて疑わず、昔の研究を持ち出すと「古い」と反射的に拒絶してしまう。習ったことが正しいと信じて疑わない医師の態度は、はたして正しいのでしょうか。本当はマグネシウムだけでも、多くの人を救える余地があるのに、です。
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・ミネラル研究は研究費が取れないので誰もやろうとしない。
研究費が得やすい医薬研究ばかりしている。

・医学書にはマグネシウムの効能について全く書かれていない。
医者はマグネシウムの効能についての知識は皆無。

・処方薬としてあるのは、ほとんど吸収されない酸化マグネシウム(マグミット)のみ。
吸収されやすいクエン酸マグネシウム、アミノ酸キレートマグネシウムは処方薬にはない。
マグミットを止めて、マグネシウムサプリを開始すると改善する人が多数だろう。

・定期的に、”酸化マグネシウムの長期投与で、高マグネシウム血症を起こすことがあり注意を払う必要がある”、との医学ニュースが流される。
しかし、体内のマグネシウムの99%は細胞内に存在しており、血中マグネシウム濃度測定では体内のマグネシウムの充足度は判定できず、血中濃度測定は臨床的意義がない。


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