ADHD治療まとめ(2023年版)

1)プロテイン*2
必ず母親もカルテを作り、母親もプロテインを2回飲む。
小学生の体重は母親の約1/2なので、プロテイン量は母親の1/2量。
母親が10g*2しか飲めなければ、子供は5g*2。
母親が20g*2を飲めるなら、子供は10g*2。
子供には焦って量を盛らないことが重要で、1日2回必ず飲むことを親子で習慣づけることが最重要。
母親が2回飲めないと、子供は2回飲めない。

2)鉄
全員著しい低フェリチン。
フェルム100mg、もしくはインクレミンシロップ10ml(Fe60mg)。
必ず母親も一緒に鉄を飲む。
フェリチンが150に達したら、フェルムは隔日服用、インクレミンは5mlに減量する。
生理のある世代の女性では、鉄を中止してしまうと1年後にフェリチンは急激に下がってしまう。
成長期の子供はコラーゲン合成に鉄を使うので、鉄を中止するとフェリチンが下がってしまう。

3)ナイアシンアミドとMg
ADHDの70~80%はナイアシン不足型、20~30%はMg不足型。
ナイアシン不足型では、6歳までは500mg*3(分三)、7歳以上は500mg*6、Mgは飲むとお腹が緩くなるため、100mg*1程度しか飲めない。
Mg不足型ではMg100*4(分二)を飲んでもお腹が緩くならないため、お腹が緩くなる直前まで増量する。ナイアシンアミドは500mg*2~3程度。
Mg入浴併用も効果が大きい。

*必ずLife Extension, マグネシウム(クエン酸)、100mgを選択するように。
カプセルが飲めない子供は中身を出して、プロテインに混ぜる。

4)ビタミンC
ナイアシンアミドとMg量が決まり継続できていたら、ビタミンCを追加する。
基本はC1000*3(分三)だが、お腹が緩くなれば減量する。

*子供は沢山の種類のサプリを飲むことができないため、分子量が最も小さく、最も大量に必要とするナイアシンアミドとCを選択することが重要。


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