起立性調節障害(OD)の男子高校生
 
症例;高校1年生、男性。
R4.7から朝起きが悪くなり、学校を休むようになった。
近医でODと診断され、メトリジンの処方を受けている。
R4.8母親が本を読み、プロテイン20g*2を開始し、Fe36、B60、C1000、E400を開始した。血液検査をしてもらい、フェリチン51。
8月下旬に二学期が始まったが、午後からしか登校できない。
 
R4.9当院受診。
→ESポリタミン2g*2、フェルム処方。
 
一週後再診、
初診時のBUN16.4、フェリチン52。
 
R4.10、
少し元気になり、テストは受けることができた。
貧乏揺すりがある。
→ナイアシンアミド、Mg200追加。
 
R4.11、
月火のどちらかは休むが、他の曜日は朝から行けるようになった。
自転車で登校している。
ナイアシンアミド*4、Mg200*2。
貧乏揺すりはなくなった。
→グルタミンパウダー5g*2追加。
 
R4.12、
グルタミンも追加している。
立ちくらみがなくなった。
運動をすると翌日起きられなくなる。
BUN17.8、フェリチン105。
 
R5.1、
また朝起きが悪くなり、休むことが増えている。
 
R5.2、
気分不良を訴え、休むことが多い。
→ナイアシンアミドをフラッシュフリーに変更。
 
R5.3、
フラッシュフリー*6。
朝起きが良くなり朝から登校できるようになった。
運動後も大丈夫になった。
BUN17.6、フェリチン182。
 
R5.4、
普通に登校できている。
運動をしても調子を崩すこともなくなった。
→フェルムを隔日服用に減量。
 
 
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