フェリチンが150を超えたら

プロテイン+鉄で以前はフェリチンの目標値は100としていたが、現在では150を目標にしている。

1)成人男性
フェリチンが150を超えたら、鉄の投与は終了。
痔などの出血性病変がなければフェリチンは下がらない。
成人男性の低フェリチンは、長年の最重度のタンパク不足が原因なので、なかなかフェリチンが増えない。

2)閉経後女性
フェリチンが150を超えたら、鉄の投与は終了。
痔などの出血性病変がなければフェリチンは下がらない。
閉経後女性の低フェリチンは、長年の最重度のタンパク不足が原因なので、なかなかフェリチンが増えない。

3)18~50歳女性
フェリチンが150を超えたら鉄の投与量を半分に減らす。
フェルム1錠(Fe100mg)→隔日1錠。
鉄を止めてしまうと、1年後には低フェリチンとなり、振り出しに戻ってしまう。

*150で鉄を減らすと極く稀に不調を訴える人がいる。
そのような人には、鉄を再開し、200を目標とすると良いようだ。
目標値が100の時は、鉄を減らして不調を訴える人が今よりかなり多かった。

4)18歳までの子供
フェリチンが150を超えたら鉄の投与量を半分に減らす。
インクレミン10ml(Fe60mg)→5ml(Fe30mg)。
成長期にはコラーゲン合成に大量の鉄が必要であり、鉄を止めるとフェリチンが低下する。
コラーゲン=タンパク質+C+Fe。


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