改訂版、疾病分類

従来の疾病分類は下記の1)~6)、
1)コーディング不足病(タンパク不足)
2)ATP不足病(Mg不足、Fe不足)
3)脚気(B1不足)
4)ペラグラ(ナイアシン不足)
5)壊血病(C不足)
6)くる病(D不足)
すべての慢性疾患は、コーディング不足病+ATP不足病に加え、
・結核=壊血病+くる病、
・神経難病=脚気+ペラグラ、
・がん=脚気+壊血病、
・白血病、悪性リンパ腫=壊血病。

下記7)を追加する。
7)異所性Ca沈着(Ca過多+Mg不足)

*これでほぼ全ての疾患をカバーしているだろう
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異所性Ca沈着(Ca過多+Mg不足);
1)血管壁
血管石灰化病変として 1) 粥状硬化症性内膜石灰化、2) メンケベルグ型中膜石灰化 があげられる。
部位については、前者は大動脈、頸動脈、 後者は足、手など末梢の中動脈、細動脈に見られる。
冠動脈では両者が混在して認められる。
2)内臓
心臓、肺、腎臓、肝などに石灰化を生じる。
心臓では弁膜、心筋、刺激伝導系に石灰化をきたす。
弁膜では大動脈弁、僧帽弁輪の石灰化をきたしやすく、弁狭窄症や弁閉鎖不全を合併する例が多い。
心筋、刺激伝導系の石灰化は心筋収縮力低下や拡張障害、不整脈の原因となる。
肺胞壁や間質での石灰化はガス交換の際に拡散障害をきたし、低酸素血症を起こす原因となる。
3)軟部組織
軟部組織では、関節周囲、皮膚、眼球結膜に石灰化が認められる。
4)尿路結石(腎結石、尿管結石)
治療は、
・牛乳を止める
・Caの入っていないMg単剤のサプリメント
・Mg経皮吸収(塩化Mg入浴、Mgスプレー、Mgクリーム)


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