多嚢胞性卵巣障害症候群(PCOS)

PCOSの患者には、インスリン抵抗性と耐糖能障害の発症率が多い。
最近の電話相談で、一人の若い女性がこう語った。
糖尿病治療薬の服用を勧められたのだが、糖尿病に罹っているからではなく、PCOSをもっているからだというのである。
糖尿病治療薬がインスリン抵抗性を低下させるとされているからという理屈である。
PCOS患者は、同時に高血圧、糖尿病、心臓病の危険にさらされていることが多い。
マグネシウム・イオンのレベルが低いこと、マグネシウムに対するカルシウムの比率が高いことの双方が、インスリン抵抗性、心血管障害、真性糖尿病、高血圧に関連していることから、マグネシウム投与の効果を調べるため、PCOS患者のあるグループに試験が行われている。
その結果、対照グループに比べてPCOSグループでは、マグネシウムに対するカルシウムの比率が顕著に高いことが確認されている。
このことから、著者とすれば、この女性に対しては、こう勧告するに足る充分な証拠があることになる。
すなわち、この女性は医師に対して、クエン酸マグネシウムのサプリメント300mgを1日2回飲めば、インスリン抵抗性と、ことによれば、PCOSもついでに治せると思っていることを伝えれば良いのである。
(奇蹟のマグネシウム)


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