うつ病で病休となった男性サラリーマン
症例；30代前半、男性。
妻と二人暮らし。
大手メーカーに勤務。
職場の上司の考えに納得ができない中で、負荷がどんどん高まっていった。
仕事のことを前向きに考えられなくなった。
仕事のことを考えると心臓がバクバクする。
早朝覚醒、朝の腹痛や下痢、動悸あり。
会社の健康管理センターを受診後、専門医での治療を勧められた。
R3.6、当院を受診。
2週前から有給で仕事を休んでいる。
→一ヶ月の病休の診断書を書いた。
高タンパク／低糖質食＋プロテイン20g*2。
ナイアシンアミド500、C1000開始。
ジェイゾロフト50mg＋ドグマチール100mg＋メイラックス0.5mg処方。
一週後再診、
初診時のBUN10.0、フェリチン183、ALP67。
プロテイン*2を飲めている。
日中眠い。
→メイラックス0.25mgに減量。
R3.7、
プロテイン*2、ナイアシンアミド*6。
少し回復してきた。
眠気はなくなった。
→病休1ヶ月延長。
R3.8、
かなり落ち着いてきた。
メイラックスを外したが眠れている。
→病休1ヶ月延長。
R3.9、
普通に戻った。
来月中旬から復職訓練を始める予定。
→ジェイゾロフト25mg、ドグマチール50mgに減量。
R3.11、
復職訓練を経て11月から復職した。
別のチームに移った。
仕事は普通にこなせている。
R4.1、
仕事は順調で残業もこなしている。。
プロテイン、ナイアシンアミドは継続している。
→ジェイゾロフト、ドグマチールは隔日服用に減量を。
R4.2、
産業医との面談でうつ病は回復していることが確認された。
薬は1ヶ月前から止めているが問題ない。
→定期的な通院は終了。
プロテイン、ナイアシンアミドはこれからも継続するように。
・男性のうつ病はタンパク不足が原因。
・鉄不足がない男性のうつ病にはプロテイン＋ナイアシンアミドが効果がある。
3ヶ月の病休後復職でき、8ヶ月で完治となった。
元記事はこちら
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