起立性調節障害(OD)+PMSの女子中学生

症例;中学2年生、女性。
朝起きが悪く、学校を休むことが多い。
母親が本を読んだ。
R2.10、近くの内科で採血、フェリチン9。
メトリジン、フェロミアの処方を受けた。
R3.1からプロテイン20g*2を開始。

R3.3当院受診。
153cm、47kg、BP87/52!。
プロテインを飲み出して夜の不安、ザワザワは減った。
→高タンパク/低糖質食+プロテイン継続。
ナイアシンアミド、C1000開始。

Ⅰ週後再診、
初診時BUN11.4、フェリチン44、ALP146。
プロテインの量が飲めず7g*2。
ナイアシンアミド*6でムカムカするので*3。
→フェロミア1錠をフェルム1錠に変更。

R3.4、
プロテイン20g*2が飲めるようになった。
7時に起きて朝食を食べるが、気分不良あり、再入眠してしまい11時に登校。
PMSで調子が悪くなるため、婦人科でピルをもらった。
→E400追加。

R3.5、
朝から行ける日が増えた。
ピルで少し楽になった。

R3.6、
BUN12.0、フェリチン103。
朝から行ける日が増えたが波がある。
気持ちが落ちることがある。
→ESポリタミン2g*2追加。

R3.7、
朝起きが良くなり、日中も動けるようになった。
血圧87から95に上がった。
→プロテイン20g*2を15g*3に変更。

R3.9、
かなり元気になりほぼ登校できている。
ESポリタミン+プロテイン*3で急に元気になった。

・低血圧はタンパク不足が原因。
・女の子のタンパク不足改善にはどうしても時間がかかってしまう。
プロテインの回数を増やす+ESポリタミンの併用が効果がある。
・タンパク不足があるとナイアシンアミドの量が飲めず、メンタルが落ちてしまう。
・PMSはエストロゲン、プロゲステロンの合成障害が原因。
エストロゲン、プロゲステロンの合成の原料はコレステロール、補酵素はC、E。
つまり、卵3個。



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