マグネシウム注射(その2)

酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムは、水に不溶で、生態での利用性をもたず、実際に極微の体内の利用度しか持ち合わせていない。
主として緩下剤として作用するため、吸収できるマグネシウムはほとんど残らない。
マグネシウムの錠剤やカプセルを服用して軟便を見るようであれば、吸収は行われておらず、腸内が洗い流され、それとともに、あらゆるものが押し出されてしまっていることがわかる。

マグネシウム静注は、マグネシウムが最も吸収されやすい方式であるが、これに次ぐのがマグネシウム・オイル(塩化マグネシウム経皮吸収)である。
第3位にくるのが、経口でグリシン酸マグネシウム、タウリン酸マグネシウム、オロチン酸マグネシウムを摂ることである。
第4番目がクエン酸マグネシウムであるが、他品よりも廉価であるために、これが最も用いられている、
酸化マグネシウムは、特異な性格の故に第5位を占めている。
極く微量しか吸収されないが、そのことが理由で優れた緩下剤となっている。
(奇蹟のマグネシウム)

・2週間毎に硫酸マグネシウム入りの点滴を行えば、体内のマグネシウムレベルを高く維持出る。
・点滴を行わない場合には、経皮+経口でマグネシウムを摂取する。
経皮は塩化マグネシウム、経口はアミノ酸キレートマグネシウム。


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