強迫性障害の女性
症例；30代後半、女性。
夫と3人の子供の5人家族。
20歳頃から、不特定多数の人が触れるものが汚く感じて触ることが出来ない、他人を家に上げることが出来ない、等の強迫症状がある。
妊娠中貧血を指摘された。
R2.8当院受診。
出産後強迫症状がエスカレートし、他人が触れたものは消毒してしまう。
子供に言い過ぎて後悔することが多い。
→高タンパク/低糖質食＋プロテイン*2。
ジェイゾロフト25mg＋ドグマチール50mg＋メイラックス0.5mg処方。
Nowアイアン、C1000開始。
一週後再診、
初診時のBUN11.3、フェリチン9、ALP43。
プロテイン20g*1。
薬でよく眠れるようになった。
献血に行った。
→献血には行かないように。
プロテイン10g*2とするように。
フェルム、プロマック追加。
R2.9、
プロテインは2回飲んでいる。
イライラが減り、少し元気になった。
R2.10,
徐々に元気になっている。
時々かっとなり言い過ぎてしまう。
→ナイアシンアミド追加。
R2.12、
BUN16.0、フェリチン70。
イライラが減った。
以前より気にならなくなった。
確認が減り、諦めがつくようになった。
R3.2、
安定している。
イライラ、強迫症状はかなり減った。
→メイラックス中止。
R3.3、
安定している。
→ジェイゾロフト、ドグマチールを隔日服用に減らすように。
R3.4、
ジェイゾロフト、ドグマチールを隔日服用としているが全く問題ない。
プロテイン20g*2、ナイアシンアミド*6。
→ジェイゾロフト、ドグマチール服用間隔をさらに空けてみるように。
3日に一度～4日に一度程度服用を。
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強迫性障害は、うつ病やパニック障害よりも最重度の鉄タンパク不足。
BUN一桁、フェリチン一桁の人がとても多い。
プロテインが飲めるようになると改善する。
ナイアシンアミドもとても有効。
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