ナイアシンアミドで不調になる方

当院ではナイアシンアミドで不調になった方は今まで経験していませんが、レビューを見ると不調になった方がおられるようです。
”B・ナイアシンアミド・DHA・Dを開始し、1か月ほどたって20年近くなかったパニック発作が出現し、ナイアシンアミドを中止したら少し収まりました。パニックで仕事ができなくなり、休職になりました。”
”1週間ほど前からナイアシンアミド250㎎x3 C1000㎎x3を開始しました。
飲み始めて少しハイになり、調子がよくなったように感じましたが、だんだんしんどくなり、いつも以上に集中力がありません。いつもと同じくらい(10時間ほど)寝ているのに、寝不足感があります。”

ホッファーの本によると、
・メチル基不足は脂肪肝により生じる。
・ナイアシンはメチル基受容体なので、理論的にはメチル基不足が起こりうる。
・その場合、メチル基供与体であるレシチン1200mg*2を併用すれば、メチル基不足は容易に解消できる。
・もしくは、メチル基供与体のベタインを併用する。

 ナイアシンアミドで不調になられる方は、メチル基が不足しやすい体質の可能性があります。
まず、高タンパク/低糖質食で脂肪肝を改善させる。
そして、ナイアシンアミドにレシチン1200mg*2を併用する。
当院の患者で、”レシチン7000mg程度を併用するとナイアシンの効果が高まる”と言っていた人がいます。



元記事はこちら