プロテインは「ホエイプロテイン」一択

「すべての不調は自分で治せる」より

　当院を受診される患者さんは、すでにプロテインを開始されている人も多いと述べましたが、残念なのは、大豆を原料とするソイプロテインを飲んでいる方が多いことです。

　ソイプロテインは、健康雑誌などで盛んに「体にやさしい」と紹介されています。確かに、ソイプロテインはお腹がゆるくなりにくいかもしれません。日本のオーソモレキュラークリニックなどでもソイプロテインは推奨されています。

　しかし、ソイプロテインはホエイプロテインに比べれば効果が劣ります。著名なボディビルダーである山本義徳先生もご著書でそう述べられていました。

　当院の実際の臨床における印象でも、圧倒的にホエイプロテインの方に効果があります。そのように患者さんにお伝えしても、多くの方が「今のソイを飲み終えたらホエイに代えます」とおっしゃいます。しかし私は「ソイは今すぐ廃棄して今日からホエイに変えなさい」と指導しています。無駄なものを飲んでも仕方がないからです。

　ホエイプロテインには大きく分けて、WPCとWPIという種類があります。

　WPCには乳糖が含まれていますが、WPIは乳糖が完全に除去されています。WPIの方が精製に手間がかかるので値段は高いです。乳糖不耐性の人はWPIを選択するべきといわれています。

　当院の初診患者さんには全員プロテインを開始するよう指導していますが、女性では、約半数の人は、最初から規定量のプロテインは飲めません。深刻なタンパク不足があるとプロテインを消化吸収できず、胃がムカムカしたりお腹を下したりします。そんな方でも、2～3か月継続するとタンパク質の消化吸収能力が向上して、規定量が飲めるようになります。

　このようなケースの場合、自分は乳糖不耐性だと勘違いされている方が多くいます。乳糖不耐性の方ならWPIが飲めないという方はほとんどいないでしょう。いたとしても、全体の1～2％程度ではないでしょうか。実際、男性でWPCが飲めない方はほとんど皆無だからです。WPCでお腹を下す女性は、自身が最重度のタンパク不足であることを認識せず、乳糖不耐性だと誤認される方がとても多い印象です。

　ホエイプロテインであればどのメーカーの製品でもOKですので、私が推奨するプロテインメーカーは特にありません。

　ご参考までに主に使っているのは次の3種です。

・ファインラボ（WPI）Amazonサイトにて購入

・ビーレジェンド（WPC）ビーレジェンド専用サイトにて購入

・ダイマタイズ（WPI）iHerbサイトにて購入

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ちなみに自分は、自宅ではメグビープロを毎朝飲んでいます、

ビーレジェンドは家のが朝自宅で作り、職場に持って行き飲んでいます。

くまもん味が美味しいですね。

自分は休日の昼はダイマタイズ。

クリニックには、ダイマタイズ、ファインラボを置いています。

ダイマタイズは、昼に、バナナ、オレンジ、ストロベリーをその日の気分で飲んでいます。