ホッファーのADHD治療-5
Abram Hoffer; Healing Children's Attention & Behavior Disorders: Complementary Nutritional & Psychological Treatments (Professional Edition)、

TEは1961年8月生まれで、1967年10月に初めて私のオフィスを訪れた。
彼は小柄だが活発な少年だったが、6歳から夜尿が始まった。
彼の両親はナイアシンアミド1000mgの投与を始め、夜尿は治まった。
しかし、1967年10月に再び夜尿が始まり、終始元気なく過ごすようになった。
そのため私は、ナイアシンアミド1000mg*2に増量し、C1000mg*2を追加した。
1967年11月に彼は正常に戻った。
彼の教師は、この治療の知識がなくこの治療を止めるように言ったため、ナイアシンアミドをプラセボに変更した。
その数週後、症状が再燃し、夜尿が再開し、勉強がこなせなくなった。
ナイアシンアミドを再開したが、改善は極めて緩慢で、1968年3月から4月にかけては非常に悪い状態が続いた。
1968年4月にナイアシンアミド1000mg3に増量し、その後改善した。
不機嫌はなくなり、食欲は回復した。
6月には表情ははっきりし、夜尿もなくなった。
そして学業成績も向上し、今までで最も良い成績を残すようになった。
1970年6月には全く正常になっていた。
彼はナイアシンアミドを”幸せの錠剤(happiness pills)”と呼んでいた。

元記事はこちら