男性のパニック障害=精製糖質過剰摂取

症例;30代後半男性。
H30.7、パニック発作を生じ、救急車で搬送された。
その後もパニック発作があり、近医でパキシルの処方を受けている。
ここ半月、仕事は休んでいる。

友人の紹介で、H30.8、妻同伴で当院受診。
パニック発作に対する予期不安が強い。
疲労感、倦怠感が強い。
米の大量摂取あり、ここ数年で体重10kg増加。
妻によると、”米の摂取量は凄まじい"。
BUN9.6、フェリチン124。
→高タンパク/低糖質食+プロテイン20g(60cc)*2。
ナイアシンアミド500mg*3。
B50*3。
C1000*3。
E400*1。

精製糖質過剰摂取があるとその代謝のためにビタミンが消費され、B1を始めとするビタミン不足を生じる。
B1不足があると、ピルビン酸がアセチルCoAに代謝されず、好気性解糖に入れない。
嫌気性解糖ではグルコース1つからATP2個。
好気性解糖ならグルコース1つからATP38個。
ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体;
https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12236399468.html
精製糖質過剰摂取→B1を始めとするビタミン不足→ATP不足。
こちらの資料も参照を;
https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/1482345558548430

しかし、男性なのにBUN一桁なんて最重度のタンパク不足、糖質過多だったことを示している。
1~3ヶ月ですっかり良くなるはず。

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