フレデリック・クレナーのビタミンC点滴療法

The Orthomolecular Treatment of Chronic Diseaseより

クレナーは、ビタミンCには抗毒素作用、抗細菌作用、抗ウイルス作用があることを明らかにした。
たった一つのビタミンがポリオ、肺炎、麻疹、蛇咬傷を治す。
クレナーは4ダース以上の疾患において治療の成功を報告している。

重篤なウイルス疾患;
体重あたり350~700mgのビタミンC点滴。
60kgの人なら、21~42gのビタミンC。
100ccの溶解液に20~25gのビタミンCが溶解できる。
ビタミンC点滴により、”てんかん様な発作”を生じることがあるので、毎日グルコン酸カルシウム(calcium gluconate)1000mgを加える。

その他の疾患に対して多彩な効果;
ビタミンCは様々な疾患の回復に重要な役割を果たす。
心血管疾患、過多月経、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、手術後からの回復、放射線治療からの回復、リウマチ熱、猩紅熱、 急性灰白髄炎(ポリオ)、脳炎、ウイルス性肝炎、急性・慢性膵炎、百日咳、結核。

猩紅熱に対して、ペニシリン、サルファ剤と併用してビタミンC50g点滴を行うと、劇的な解熱と改善を示す。
ビタミンCを抗生剤と併用すると、相加的ではなく、相乗的な効果を示す。
同じように、肺炎の治療、産褥期の敗血症にも同様な効果がある。

特筆すべき症例、
クロゴケグモ(黒後家蜘蛛)咬傷により昏睡状態になった3歳児に対し、1000mgグルコン酸カルシウム+4gビタミンC注射を行った。
その後、6時間毎に4gのビタミンC注射を行った。
彼女は24時間後に覚醒し、回復した。
文献によると、このような回復例は今まで全くなく、報告は全て剖検例(死亡例)であった。

元記事はこちら