12-6)、1日50,000~100,000ミリグラムのビタミンCが「ガンの活性を大いに抑える」

Orthomolecular Medicine News Service(OMNS), September 16, 2016
および、国際オーソモレキュラー医学会ニュース、より

執筆者: Andrew W. Saul編集員

本の良し悪しは、いつも表紙で判断できるとは限らない。これは雑誌にも当てはまる。日本版「ニューズウィーク」の2016年9月6日号には、ガンに対するビタミンC点滴療法について論じた、非常に重要で、きわめて肯定的である記事が載っている。ビタミンC点滴療法のスペシャリストである柳澤厚生MD, PhDに焦点を当て、彼による論理的根拠、方法および投与量について、有り難いほど詳しく論じられている。もし、ガンと闘っている家族や友人がいるのなら、この記事は必見である。さっと表紙をかわして、全文を読んでほしい。英語に翻訳したものを下記サイトで無料で見ることができる:

Newsweek日本語版 2016年9月号
ファイルのサイズが大きいので、ダウンロードに少し時間がかかるかもしれない。
https://isom-japan.org/wp/wp-content/uploads/2018/01/NewsweekSept06English.pdf

柳澤医師が言うには、「この療法で用いているビタミンCは高濃度のもので、1回に50~100 g投与する。これは、レモンなら2,000~5,000個分に相当し、これを経口投与ではなく、静脈内点滴によって静脈に直接注入することにより、血中ビタミンC濃度を大量に引き上げる。化学療法と高用量ビタミンC点滴療法を併用するケースはどんどん増えている。他の治療法の助けとしてこの療法を用いれば、大きな成果が得られる。」

さらに彼は言い足している:「高用量ビタミンC点滴療法は、ほぼすべての形態のガンに大変有効であることがわかっている。痛みが大いに減ったと述べた患者はかなりの数にのぼる…(中略)…肺ガンによる呼吸困難があった患者の一人は、点滴後に咳が鎮まったことに気付き、本人も家族も驚いていた。」

読者がもっと詳しく知ることができるよう、「ニューズウィーク」では20を超える最近・最新の調査研究を挙げた参考文献リストを掲載している(P. 53)。この雑誌の編集者の姿勢は、まさに的を射ている:「我々は少なくとも、高用量ビタミンC点滴療法の存在について知る必要がある」。人の命を救う、こうした情報を掲載することにより、日本版「ニューズウィーク」は皆に恩恵を施したのである。

Clinical Research on High-Dose IV Vitamin C Therapy
* Papers already published
 ** The hospital group of Cancer Treatment for America
■ Lung Cancer
Iowa University (USA, 2015)
Clifford Hospital (China, 2016)
■ Colorectal Cancer
Jefferson University (USA, 2011)
■ Pancreatic Cancer
Thomas Jefferson University (USA, 2011) *
Kansas University (USA, 2011)
Eastern Regional Medical Center
(Philadelphia) (USA, 2012) *
Iowa University (USA, 2014)
■ Liver Cancer
Thomas Jefferson University (USA, 2012)
■ Breast Cancer
CTA** (Chicago) (USA, scheduled for 2016)
■ Ovarian Cancer
Kansas University (USA, 2005)*
■ Prostatic Cancer
Copenhagen University (Denmark, 2010)
Johns Hopkins University (USA, 2015)
■ Malignant Lymphoma
Tokai University School of Medicine (Japan, 2008)*
■ Chemotherapy Resistant Cancer
Jewish General Hospital (Canada, 2010)*
■ Brain Tumor (Glioma)
Iowa University (USA, 2014, 2016)*
Nebraska University (USA, 2014)
■ Safety Test
McGill University (Canada, 2008)*
■ Cancer Patient QOL
Japan College of Intravenous Therapy (Japan, 2010)*
■ Therapy Resistant Cancer
McGill University (Canada, 2010)*
Otago University (NZ, 2014) *
■ End-Stage Solid Cancer
CTA** (Chicago) (USA, 2006) *


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