高血圧治療

The Orthomolecular Treatment of Chronic Diseaseより

1.精製糖質を除去
過剰な糖質は体内に過剰な水分を溜め込み、血圧が上昇する。
糖質制限を始めると最初の3日で2~3kg減るが、これは体内に溜め込んだ水分が排泄されるため。

2.ω3脂肪酸を増やす
αリノレン酸、EPA/DHAのω3は、プロスタグランジン(PG)3分泌を促し、体内炎症を軽減する。
リノール酸、アラキドン酸などのω6は、 PG2分泌を促し、体内炎症を悪化させる。
ω6系の植物油(キャノーラ油、大豆油など)は使わない。
炒め物は、加熱により酸化されないバター、ラードなどの飽和脂肪酸を使う。

3.Ca、Mgバランス
Mgは天然のカルシウム拮抗薬で降圧作用がある。
Ca過剰はMg不足を引き起こし血圧が上昇する。
利尿剤はMg排泄を促し、Mg不足となる。
Mg不足があるとKを体内に保持できない。

4.含硫アミノ酸
硫黄(S)を含むメチオニン、システイン、タウリンは降圧作用がある。
タウリン3000mg/day。

5.Na、Kバランス
Naは血圧上昇、Kは血圧低下作用がある。
食塩は止め、KやMgの多い天然塩を用いる(ぬちまーす、など)。

6.B6
血中ホモシステイン濃度を低下させ、体内炎症を軽減し、血圧が低下する。
B50コンプレックスにて。

7.ナイアシン
末梢血管拡張作用により血圧が低下する。

8.C、E、レシチン
C、Eは血管壁の柔軟性を向上させ血圧を下げる。
Eにより血液粘度を下げる。
レシチンは副交感神経の神経伝達物質であるアセチルコリンの原料。

9.微量元素
Cu過剰はZn不足を生じ、血圧を上昇させる。
Zn、Mn、Crなどが必要。
Seも血圧低下作用がある。

元記事はこちら