BUNから見た女性のタンパク不足

糖質、脂質はCHO(チョ)。
タンパク質はCHONS(チョンス)。
つまり、タンパク質=窒素(N)。

BUN=尿素窒素。
腎機能障害のある高齢者ではBUNがクレアチニンとともに増加する。
腎機能障害のない人では、体内のタンパク質充足度の指標。
BUNはアルブミン値より鋭敏なタンパク質充足度の指標。

BUN<10、深刻なタンパク不足。
BUN10~15、タンパク不足。
BUN15~20、まずまずタンパク質は満たされている。
BUN>20、タンパク質は満たされている(理想値)。

男性の場合、
高タンパク/低糖質食+プロテイン体重*1/2gで簡単にBUN20以上となる。
頑張って食べればプロテインなしでも達成可能。

女性の場合、
1)毎月、月経によりタンパク質を失うこと、
2)妊娠、出産によりタンパク質を失うこと、
3)食べられる量が少ないこと、
上記の理由で、食事だけでBUN15を超えるのは極めて困難。
プロテイン体重*1/2gでもBUN20に届かない人が多い。
BUN20にはプロテイン体重*1程度が必要。
妊娠すると急激にBUNが低下する(6ヶ月で14→7になった人もいる。
妊娠時にBUN20にするためにはプロテイン体重*1.5程度必要と思われる。

女性のタンパク不足は万病の原因となっていると思う。

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