プロテイン+ATPセットは家庭崩壊の危機を救う

症例:40代前半、女性
挙子3名。
H16、第1子出産後うつ病を発症。
以後精神科クリニックに通院し投薬を受けている。
医師ではあるが出産後は未就労。
ここ数年は、医師である夫にパキシル40mgを処方してもらい継続。
パキシルを減量すると症状が悪化して動けなくなる。

H29.10、本を読んだ夫の勧めで当院を受診。
うつ症状のため寝込むことが多く、家事や子どもの世話がこなせない。
生理の出血が多く生理後は余計に動けなくなる。
夫と衝突することが多く、家庭崩壊の危機だと述べる。
子供3人のうち、2人は不登校。
BUN9.2、フェリチン11。
→高タンパク/低糖質食+プロテイン(体重の1/2g)。
パキシル40mgにフェルムを追加。
Nowアイアン36mg+B50+C1000+E400を開始。

H29.11、
かなり元気になり行事に出られるようになった。
プロテインを飲んでいる。
ナイアシン100mg*2を開始。

H30.2、
BUN21.6、フェリチン72。
すっかり元気になり動けるようになった。
家庭の中が平和になり、家庭崩壊の危機を回避できた。
子供らにもサプリを飲ませ、子供らの情動が安定してきた。
子供らに勉強を教える心の余裕ができた。
夫もサプリを飲んで情動が安定したような。
ナイアシンを増量し、パキシルを2週毎に10mgずつ減量してみるよう伝えた。
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解説、
典型的な出産後の鉄タンパク不足。
プロテイン+ATPセット(鉄、B50、C1000、E400)にて3ヶ月で劇的改善。
過多月経にはEが有効なはず。
数値の改善が素晴らしい。
子供達も鉄タンパク不足で不登校になっているはず。
あと3ヶ月続けたら学校に行けるようになるだろう。
あと6ヶ月続けたら、(研修も必要だろうが)本人も医師として働けるようになるだろう。

ATPセットは、鉄+B50+C1000+E400。
鉄は、27mg*3~4錠、もしくは36mg*2~3錠を推奨。

基本量:
B50、2錠、朝夕。
C1000、3錠、朝昼夕。
E400、1~2錠、朝。
(鉄は夜)

メガ量:
B50、3~6錠、朝昼夕。
C1000、9~12錠、朝昼夕(腸耐性用量の2/3程度)。
E400、3~5錠、朝。

元記事はこちら


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