リオルダンのビタミンC点滴プロトコール-3

点滴前に、glucose-6-phosphate dehydrogenase(G6PD)欠損がないかを調べる。
1000例以上の患者で調べた結果、5例でG6PD欠損が見つかった。
25g以下のビタミンC点滴であれば、G6PD欠損があっても問題は起こらない。

ビタミンC点滴後に、血糖測定を行うとビタミンCが誤って血糖値に反映される”擬陽性”があることを知っておく必要がある。

血管痛、血管のれん縮を起こすことがあるのでMgを加える。
ビタミンCはミネラルをキレートする作用があり、低Ca、低Mgを生じ、振戦を引き起こすことがあるのでMgCl、グルコン酸Caを加える。
当院では下記を加えている。
・硫酸Mg補正液1mEq/ml、MgSo4
・カルチコール注射液8.5%、5ml、グルコン酸Ca

点滴はビタミンC0.5g/minで開始し、1g/minまで早める。
ビタミンC点滴の浸透圧が1200mOsmを超えないように希釈する。
Table1、
C15g→250ml
C25g→250ml
C50g→500ml
C75g→750ml
C100g→1000ml
250mlに入れられるのはC30gまで。

15gで開始し、25g、50gと量を増やしてゆく。
最初の3回は、点滴終了時にビタミンC血中濃度を測定し、ピークの血中濃度10~20mMになっているかを確認する。
Table2、

元記事はこちら

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