(超基礎編ー22)、疾患別ナイアシンの投与法

1.統合失調症
ナイアシンアミドよりナイアシンの方が圧倒的に効果が強い。
統合失調症ではフラッシュが起こりにくい。
500mg1錠夕食後より開始。
空腹時服用はフラッシュが出やすい。
熱い飲み物や入浴はフラッシュを誘発する。
数日~1週間程度でフラッシュが出なくなったら、500mgずつ増量。
目標ナイアシン3g。
1~3ヶ月で効果が出る。

少数例ながら、双極性障害(躁うつ病)にも効果を確認している。
ナイアシンは、リチウムやバルプロ酸よりも躁うつ病に効果がある。
ナイアシンは、慢性のうつ病にも効果を確認している。

2.関節炎(慢性関節リウマチ、その他)
ナイアシンとナイアシンアミドの効果は同等。
ナイアシンアミド1500mg(500mg*3、食後)で開始。
ナイアシンアミド高用量では吐き気などの消化器症状が出るので、この量で維持。
1500mgで吐き気が出れば、1000mgに減量。

ナイアシン50mg*3、食後で開始。
https://jp.iherb.com/pr/Source-Naturals-Niacin-100-mg-250-Tablets/1299
フラッシュが出なくなったら、数日毎に1回50~100mgずつ増量。
目標、ナイアシンアミド1500mg+ナイアシン1500mg。
3ヶ月程度で効果が出る。

3.脂質代謝異常(高コレステロール血症、高LDL血症、低HDL血症、高TG血症)
ナイアシンアミドは効果がないので、必ずナイアシンを使用、
ナイアシン50mg*3、食後で開始。
フラッシュが出なくなったら、数日毎に1回50~100mgずつ増量。
目標ナイアシン3g。
3ヶ月程度で効果が出る。

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*ナイアシン開始1週間前からCの大量服用を行っていれば、ヒスタミンが放出され、フラッシュが出にくくなる。
量は3~10g(腸耐性容量)。

*アスピリン100mg程度と併用すれば、フラッシュが出にくくなる。
例えば小児用バファリン。
http://www.bufferin.net/kids/lineup/c2.htm

*高タンパク/低糖質食併用は必須。
もしくは、精製糖質完全除去のオーソモレキュラー食。

*当然他のビタミン、ミネラルも併用することが望ましい。
A、B50、D、E、Fe、Zn、Mg。

元記事はこちら


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