自然治癒の健康相談ー32,甲状腺機能亢進症

三石巌:全業績ー6、分子栄養学の健康相談、より

31歳の女性、ちょっとした動きをしても動悸が激しく、駅の階段をのぼるのもひと苦労でした。1年前に下痢がはじまり、1ヶ月で体重が10kgもへったので、診察を受けました。その結果、自律神経失調症ということで、精神安定剤をもらったら、下痢はおさまりました。しかし、疲れやすく調子が悪いので、風邪引きを機会に病院にいきましたところ、甲状腺機能亢進症ということで、ホルモン剤をもらっています。悪化すれば手術しなければならないそうですが、なにかよい方法はありませんか。

私のアドバイス、
 甲状腺機能障害は、ヨードが少なすぎても多すぎてもおきます。あなたの場合、まずヨードの不足が想定されるので、ヨード卵をとることにしましょう。ヨードは甲状腺ホルモンの材料ですが、甲状腺機能を抑制するはたらきをします。
 また、血中ビタミンC濃度の低下も想定されるので、ビタミンCをなるべく大量にとることにしましょう。
 疲れやすさは、体液の酸性化と結びつけられますので、アルカリ化のために、カルシウムとビタミンKをとることにしましょう。
 その他、ビタミンA、ビタミンB群もとりたいと思います。自己免疫病となれば、高タンパク食が必要です。甲状腺ホルモンの合成にビタミンEが関係しているかもしれません。これもとることにしましょう。

その後の経過、
 血友病のお子さんをおもちのせいもあって、彼女はよく宅をたずねてこられました。甲状腺機能については、専門病院でたえず検査を受けていました。そして、最初の相談にみえてから4年後に、とうとう、甲状腺機能に異常なしとの診断をくだされました。
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すべての病気に対して、、まず高タンパク食。
プロテインスコアで体重の*1.5gが最低線。
そのためには、体重1/2gのプロテイン。
A、B、C、E、K、Ca、I。
つまり、ビタミンは全て、ミネラルはI重視。

管理人 付記 (ヨウ素 : I )
元記事はこちら

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