自然治癒の健康相談ー30,ベーチェット病

三石巌:全業績ー6、分子栄養学の健康相談、より

高タンパク/低糖質食+C+E+B+A。
Cuの排泄にはZn+Se。
確かMnもあった方が良いはず。
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2017.5.22 記事

72歳の女性、50歳の時、腸閉塞の手術をした後、便秘、肩凝り、不眠に悩まされましたが、鍼、灸、漢方薬を2年以上続けたところ、68歳からは、舌や陰部や目のふちのただれと口内炎がおき、それが1ヶ月に1回はひどくなります。そのつど、医者にかかりますが、あいかわらず再発します。ベーチェット病かと思い、風邪をこじらせたときT病院にゆきましたところ、肝硬変だからすぐ入院するように、といわれました。

私のアドバイス、
 ウイルス説をとるならば、インターフェロンを合成すればよいわけで、高タンパク食とビタミンCの大量投与ということになります。複合汚染説をとるならば、脂溶性汚染物質を水溶性にするために、ビタミンE、ビタミンCの大量投与と、銅を排出するために、セレンを使ってみたらと思います。
 結局、総合的に考えて、高タンパク食、ビタミンE・C・A・B群、セレンというメニューではどうかと思います。肝硬変をふくめてのことですが。
 患部にビタミンEを塗るのもよいと思います。ただしこのとき、ビタミンEの品質が決定的な鍵をにぎります。

その後の経過、
 高タンパク食、高ビタミン食をはじめてから、症状が改善されました。3ヶ月後に不幸つづきで倒れたとき、口内炎がおきましたが、2,3日でなおり、陰部のただれについても同様でした。体重は、46kgが50kgになりました。
 その後、過労のため下痢などをおこし、入院騒ぎをおこしましたが、ビタミンEをぬるようになってから、ただれはおきません。
 現在、あれから1年2ヶ月たちますが、肝硬変は全治といわれます。血圧は150/78です。医者の薬は、いっさい用いていません。
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べーチェット病も、質的な栄養失調が原因。
つまり、糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足。
治療には、高タンパク/低糖質食+ビタミン+ミネラル。
体重*1.5gの高タンパク食は必須でしょう。
プロテイン20~30g。

銅の過剰は、ホッファー、ファイファーの本によく出てくる。
精神科疾患では、ADHD、統合失調症、うつ病、認知症に関連する。
銅の過剰は亜鉛不足と常にセットになっている。
銅と亜鉛は血中濃度が測定でき、それで判断できる。
銅の過剰に対しては、亜鉛+セレン。

元記事はこちら

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