11、ビタミンA、ナイアシン以外のB群(その1)

Abram Hoffer:Orthomolecular Medicine For Everyone、より

ビタミンA、B1、B2について。
米を食べる日本人は程度の差はあれ全員B1不足。
B50+ベンフォチアミン。

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2017.4.19 記事

1.ビタミンA
Aは健常な粘膜や皮膚を維持し、免疫力を強化し、ガンを防ぐ。
A不足は粘膜機能の低下を生じ、易感染性を生じる。
Aは正常な視力を維持するために必要。
Aとカロチンは非常に酸化されやすいが、Eがあれば酸化から防ぐことができる。

A不足は一般に考えられているよりかなり深刻である。
A不足で結石を生じる。
高用量のAとD3は喘息、関節炎に効果を示す。
喘息、関節炎には10000IUで開始し、50000IUまで増量+D3を10000IU。

アメリカ政府のRDA/DRIでは、3000~5000IU。
しかしこれは全く不足している。
10000IUで開始し、50000IUまで増量。
妊娠中は10000IUが上限。
ガンと闘うには500000IUが必要との意見がある。

2.ビタミンB1(Thiamin)
白米を主食とするアジアではB1不足による脚気(beriberi)を生じる。
B1不足はピルビン酸が増加し、乳酸を生じる(ガンの原因になる)。
西欧では、B1不足は、アルコール症、吸収障害、下痢、おう吐などにより生じる。
B1不足の初期症状は、倦怠感、体重減少、食欲低下、進行すると消化器症状と神経障害を生じる。
せん妄に対してはB1は非常に効果がある。
せん妄に対しては、B1+ナイアシン+C。
RDA/DRIは2mg。
メガビタミン療法では、100~3000mg。
安全で毒性はない。

3.ビタミンB2(Riboflavin)
抗精神病薬(統合失調症治療薬)の長期投与でB2不足になる。
B2不足は細胞分裂障害を起こし、不妊になる。
B2は光によって分解される。
RDA/DRIは1.5mg。
メガビタミン療法では50mg。

元記事はこちら


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