自然治癒の健康相談ー20,耳鳴り

三石巌:全業績ー6、分子栄養学の健康相談、より

大晦日に突然耳が聞こえなくなったうちの父親(こてつちゃんのおじいちゃん)。
指示量は、B50*3、C3g*3、E400IU*5、ナイアシン500mg*3。
指示量は飲めていなかった様子だが、2週間で完全に回復した。

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2017.4.11 記事

1)37歳の男性、今年の初めの風邪がもとで、右耳がジーンと鳴りだし、やがて左耳にもそれが始まりました。いまでは、食事のときや横向きに寝るときなどに耳鳴りがします。空腹時や心配事があると悪化し、後頭部が重苦しい感じです。医師の診断では聴神経炎といわれましたが、不安です。
2)49歳の女性、10年前から左耳にひどい耳鳴りがあります。6年前には、ひどい目まいと吐き気があって、死ぬかと思うほどでした。以来、同じ症状を繰り返しています。2度ほど入院し、耳の後ろに注射をしましたが、良くなりません。
3)31歳の主婦、昼夜の別なく10年間も耳鳴りに悩まされています。脳外科で検査を受けましたが、異常がないとのことです。原因がはっきりしないので、困ります。

私のアドバイス、
 私がぶつかった一つの例を紹介しましょう。この人は60歳で、かつてノモンハン事件に従軍した軍人です。ノモンハンで砲撃の破裂に出会ったときから耳鳴りが始まり、30年以上、それに悩まされました。しして、5年前に、ふとしたことからビタミンEを大量にのみはじめました。
 もともと丈夫な人ですから、ビタミンEもめんどうになり、まもなく止めてしまいました。すると、すっかり忘れていた耳鳴りがもどってきました。そこではじめて、ビタミンEで耳鳴りがなおっていたことに気付いたわけです。
 専門医の先生方が血行障害にふれていますが、聴神経のまわりの組織の血行をよくすることは、改善につながると考えてよいでしょう。ビタミンEは、血流の粘度をさげて、血行をよくします。この旧軍人の場合、それで完全になおったわけです。すべての耳鳴りがビタミンEだけでなおるとは考えられませんが、このエピソードは、一部の耳鳴り患者には、朗報になるだろうと思います。
 血管拡張作用をもつといわれているニコチン酸(ナイアシン)の併用も、有効な場合があるとこでしょう。耳鳴りによく使われる鎮静剤、ホルモン剤、精神安定剤などを常用するのは、副作用の点で問題をおこす恐れがあります。ビタミンEやニコチン酸の大量服用を、まず試みるべきでしょう。
 聴神経の障害にストレスが絡んでいると、専門医の診断にありますが、ここに注目するならば、高タンパク職とビタミンCをとることを考えなくてはいけません。
 順序とすれば、日常の食生活のなかで、ビタミンE、ニコチン酸、ビタミンC、タンパク質、などのうちのどれかが不足していないかを反省するところから、解決のカギを探るべきだといえましょう。なお、ビタミンB1の大量注射で、難聴が改善された例があります。
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耳鳴りに対しても、高タンパク食+B1+ナイアシン+C+E。
高タンパク/低糖質食+プロテイン、
Cは3~10g、
B1は100mg程度、
ナイアシンの大量服用とは3000mg、
Eはd-αトコフェロールで400~800IU。 

やはりナイアシンを飲める体になることは重要です。
さまざまな病気を予防し、寿命を延ばします。
ホッファーの本に、カナダの110歳で最高齢の女性は40年以上ナイアシン飲んでいた、と書かれていました。

元記事はこちら


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