1、健康になりたければ全ての精製糖質を止める

Abram Hoffer:Orthomolecular Medicine For Everyone、より


この本は歴史的名著で臨床医必読だと思う。
計27回。

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2017.3.27記事

ホッファーの本は、全330ページの最初の40ページは、精製糖質を止めることの重要性が詳細に記載されている。
サプリメントを摂る前に糖質制限が重要であることが強調されている。

ガン、心疾患、動脈硬化疾患、精神病など全ての慢性疾患は、18世紀の産業革命頃に糖質精製技術か確立し、精製糖質を摂取するようになって急増した。
精製糖質は、砂糖、小麦粉、白米、とほぼ同義。

精製することにより、タンパク質、脂肪酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維が削ぎ落とされ、質的な栄養失調を生じる。
(質的な栄養失調=糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足)。
つまり、補酵素の確率的親和力の低い脆弱な体質の人は若くして病気を発症してしまう。例えば学習障害、注意欠損性多動性障害、統合失調症、など。
補酵素の確率的親和力の比較的高い人でも、中年以降になると、肥満、高血圧、糖尿病、、高脂血症、ガンになってしまう。

質的な栄養失調により、「潜在的なビタミン不足」の人が多数。
「潜在的なビタミン不足」は、B1不足による脚気、ナイアシン不足によるペラグラ、C不足による壊血病、D不足によるくる病、など。
例えば、鼻血が出やすい人、歯茎から出血しやすい人、頻繁に風邪を引く人、繰り返しヘルペスになる人は、C不足による潜在性壊血病。
骨折しやすい人はD不足による潜在性くる病。

イモ、ニンジン、トマト、蜂蜜など非精製糖質は質的な栄養失調を生じないので、重症糖尿病の人を除けば、ある程度は摂取してもかまわない、と書かれていた。
”全体を食べることが重要”と書かれており、食べるなら皮ごと種ごと食べるべきだろう。

しかし、最近の野菜、果物は品種改良が行われており、自分が子供の頃のものとは全く違うものになっている。
子供の頃の野菜はエグくて食べにくかったし、果物もとても酸っぱかった。
つまり品種改良は、糖度を高め、タンパク質、脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどの他の栄養素は激減しているため、あまり量を食べない方が良いだろう。
特に、コンビニで売られている野菜はビタミンはゼロだろう。

アレルギーを生じる食物を止めることの重要性も強調されていた。
小麦グルテン、牛乳カゼイン、など。
グルテンやカゼインにより「脳アレルギー」を生じ、発達障害を悪化させる。

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