自然治癒の健康相談ー13,不妊症

三石巌:全業績ー6、分子栄養学の健康相談、より

高タンパク/低糖質食+C+E+Fe.
Eはd-αで400~4000IU。
男性は、高タンパク/低糖質食+C+E。

ーーーー
2017.3.22 記事

27歳の主婦;月経が年に1~2回しかなく、結婚3年目ですが妊娠しません。通院して1年、クロミット、セキソビットとHCG注射を併用していますが、効き目がありません。こんどは、五つ子で有名なHMGを使うといわれ、不安なのですが。

私のアドバイス、
 赤ちゃんがほしい人が、八方手をつくすのは当然です。排卵誘発剤の使用も、もっともだと思います。
 ただここに、私の経験がいくつかありますので、参考のために、その一つを紹介しておきます。
 その主人は43歳、奥さんは42歳という年で、子供がありませんでした。結婚後すでに9年もたっていたのですから、本人たちも周囲のものも、あきらめかけていました。
 私は、ビタミンEの50IUのカプセルを1日10個やってはどうか、とアドバイスをしました。むろん、これをご両人にすすめたわけです。1日500IUですから、ちょっと費用がかかります。しかし、お子さんがほしい場合、たいていの人は、いくらお金がかかってもかまわないというものです。
 これを半年続けて、めでたく妊娠に成功しました。このように上手くいったケースはほかにも沢山あります。排卵誘発剤の世話にならずに子宝に恵まれる方法がある、ということです。ただし、ビタミンEの一日量を4000IUにふやすまで成功しなかった例もあります。
 むろん、ビタミンEで百発百中などということはないでしょう。それにしても、赤ちゃんのほしい人が最初に手をだすべきものは、排卵誘発剤ではなく、ビタミンEだと私は思っています。
 このようなことがあるからといって、ビタミンEを、妊娠のための薬だと考えてはまちがいです。日常の食習慣のなかでビタミンEが欠乏していたからこそ、不妊の状態があった、と考えるべきです。だから、原因は栄養失調という見方になります。しかし、ビタミンEを豊富にふくむ食品というのが、小麦や米の胚芽であったりピーナッツであったりでは、知らないままに欠乏におちいったとしても、ふしぎはないでしょう。サラダオイルや魚油のように、ビタミンEを食う食品もあるのですから、油断はできません。
 ビタミンEは、性ホルモンの分泌を正常化します。性ホルモンは、副腎皮質、精巣、卵巣でつくられますが、そのもとじめは脳下垂体前葉にあります。ここから、性腺刺激ホルモンも、副腎皮質刺激ホルモンも分泌されるのです。ビタミンEは、たぶん、脳下垂体でも、副腎皮質でも、精巣でも、卵巣でも、重要な役割をもっているのでしょう。
 不妊に克服のためには、男性の協力が必要です。不妊の原因の30~50%は男性にあるといわれているのですから、問題の原因を奥さんになすりつけるのは、無知というものです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
不妊の場合、夫婦でビタミンE400~4000IU。
日常の食習慣のなかでビタミンEが欠乏していたからこそ、不妊の状態があった。
鉄剤、フェロケルでフェリチンを50以上にしておくことも必要。
低フェリチンでは不妊になります。
また当然ながら、夫婦で高タンパク/低糖質食。
糖質まみれの食生活で低タンパクではダメに決まっています。
しかし現実は、ジャンクフードを食べつつ不妊治療に通っている人が多いのではないでしょうか?
結論、高タンパク/低糖質食+鉄+E(+C)。


元記事はこちら

{61DED34C-0790-447C-9304-38C30F0ECB53}