自然治癒の健康相談ー10,貧血

三石巌:全業績ー6、分子栄養学の健康相談、より

貧血の治療はプロテイン+ATPセット(Fe、B50、C1000、E400)。
特にB50は必須だと思います。

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2017.3.15記事

15歳の女子高生;最近、疲れやすく、駅の階段を上がるときなど、息切れがします。友人や家族から、顔色が黄ばんでいるといわれます。寝起きが悪く、夕方に足がむくんでいることもあります。貧血ではないかと思いますが。

私のアドバイス、
 現在、女性の鉄欠乏性貧血は世界的に広まっていますが、この原因は、昔ながらの、さびる包丁やナイフが、ステンレス製にかわったためです。私たちは、調理や食事のさいに自動的に鉄さびを口にいれていたのに、それがなくなったのが原因の一つとされています。 専門医は鉄剤の服用を勧めていますが、それがもっとも無難かつ確実な方法です。
 ところで、質問者の場合、この全症状を鉄欠乏だけで説明することには、疑問があります。基調として、低タンパク食を想定したいのです。低タンパク食がつづくと、肝機能の低下や、低タンパク血症がおきます。顔色の黄ばんだ原因を前者に、足のむくみ(浮腫)の原因を後者に結びつけたいと思います。疲れやすさは、貧血からもきますが、肝機能低下からもきます。
 低タンパク血症というのは、血中タンパク濃度が低くなっている状態なので、自然、血液は水っぽくなります。すると、血液は、血中タンパク濃度を上げようとして、水を血管の外に追いだそうとします。この水をふくんだ組織に、むくみがおきるのです。
なお。ヘモグロビンは、鉄をタンパク質がかかえこんだ形の分子であって、いわゆる複合タンパクに属します。ですから、タンパク質が不足でも、ヘモグロビンは十分にできないのです。質問者の場合、低タンパク食を想定した背景には、このようなこともからんでいるわけです。
 ヘモグロビンをも含めて、血液やその成分をつくる機能を造血機能といいますが、造血機能そのものは「代謝」ですから、酵素を必要とし、さらに助酵素(補酵素)を必要とします。その酵素はタンパク質ですから、タンパク質の補給が十分でなかったら、アウトです。そして、造血に働く助酵素としては、ビタミンB6、B12、C、E、葉酸などがあげられます。かりに鉄やタンパク質に不足はなくても、、これら造血ビタミンが不足していれば、造血機能がスムーズに行われるはずがはないのです。
 私としては、質問者のような思春期の特徴として、ビタミンEの血中濃度が低い傾向がある、という事実が気になります。もし質問者に、生理痛があったら、その確率はおそらく90%をこえるでしょう。
 専門医の指示された鉄剤の服用は、鉄不足の生活からきたものです。したがって、食生活の改善がないかぎり、その服用をやめるわけにはいかない、というのが私の意見です。
 結局、鉄剤のほかに必要なのは、ビタミンB12のための魚卵、葉酸のための葉菜類などを食生活の中にとりこむことと、高タンパク食と、ビタミンE、ビタミンCなどをとることです。たぶんこれによって、故障のすべてが消えることでしょう。
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貧血=鉄タンパク不足。
鉄剤を飲んでもフェリチンが上がらない人は全員タンパク不足。
毎日、何度も何度も、”卵、肉、魚をもっと食べるように”と指導している。
女性は食が細いので、食事だけでは十分量のタンパク質が摂れない。
つまり、高タンパク食+プロテイン。
家のもメグビープロをはじめて、やっとフェリチンが50を超えた。
B50コンプレックス、C、Eを追加するとさらに良いはず。

元記事はこちら


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