ウソのような本当の話~特発性過眠症っていったい何なんでしょう?

症例:50代、男性、地方公務員
窓口や電話での市民への対応中、会議中に眠りこけてしまうことが続いている
市センターの精神科医の診察を受け、睡眠障害の疑いありとして、H27.6大学病院睡眠外来に紹介となった
大学病院で終夜脳波などの検査を受け、「特発性過眠症」と診断され、ベタナミン処方され以後継続

H26.12、大学病院からの紹介を受け、当院受診
”ベタナミンは効果がある”と言うため継続

H27.9、日中どうしても眠たいため薬を増やして欲しいと言うため、糖質を減らすよう指示
具体的には、米、パン、麺を半分以下にして、卵、肉、魚、チーズをしっかり摂取するよう勧めた

H27.10、米を減らして眠気が減ったと言う
更に減らすよう指示

H27.11、米を半分にして調子が良い、日中の眠気がなくなった
ベタナミンを外してみるよう伝えた

ベタナミンは医療用覚醒剤
当院では新規処方することがない薬
糖質セイゲニストには当たり前の話ですが、糖質制限を知らない医者にはわからないのでしょうね
いやはや、特発性過眠症っていったい何なんでしょう

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