「ミネラル処方」は「ミラクル処方」?

Mgについて集中的に勉強しました
まず、Mgの基礎知識として、
MgはCaの拮抗元素
Caは筋肉収縮、Mgは筋肉弛緩
Ca拮抗薬の適応は、高血圧症、狭心症
Mgは血管の筋緊張を緩める
Mgは冠動脈の攣縮を防ぐ
Mgは天然のCa拮抗薬

Mgは食物の精製過程で最初に削り落とされる元素
骨を強くする目的でCaが付加された食材が増えているため、Mg不足になりやすい

「マグネシウム健康読本」、「奇蹟のマグネシウム」、より
病気の予防、健康維持目的なら、Mg100~200mg
糖尿病の治療目的なら、Mg300mg

Mg欠乏症の症状
1)不安神経症、パニック障害、うつ病
2)偏頭痛、疼痛
3)脳卒中、頭部外傷や脳外科手術のダメージ
4)高コレステロール血症、高血圧
5)肥満、メタボリック症候群、糖尿病
6)PMS(月経前症候群)、月経困難症、多嚢胞性卵巣症候群
7)不妊症、子癇、脳性麻痺
8)骨粗鬆症、腎臓結石(カルシウム結石)
9)気管支喘息
10)パーキンソン病、アルツハイマー病
11)慢性疲労症候群、線維筋痛症
12)化学物質過敏症
13)がん

慢性疾患=ミトコンドリア機能低下=嫌気性解糖主導=低体温化、酸性化
ミトコンドリア=クエン酸回路+電子伝達系
クエン酸回路の補酵素=Zn、Mg、B群
電子伝達系=Fe
ミトコンドリアの活性化=高タンパク/低糖質+動物性脂肪+ビタミン+ミネラル

Mg不足でありとあらゆる病気になる
Mg不足を改善すれば、ありとあらゆる病気が改善するはずだ
同様にFe不足、Zn不足でもありとあらゆる病気になる
Fe不足、Zn不足を改善すればありとあらゆる病気が改善する

Fe投与で症状の改善が不十分な場合、今までZnを追加していたが効果は今ひとつという印象だった
Mg不足を合わせて解消すれば良いのかもしれない

「ミネラル処方」
マグミット(Mg)+プロマック(Zn)、1*朝
フェルム(Fe)、1*夕

「奇蹟のマグネシウム」では酸化マグネシウムは吸収が悪いので勧められないと書いてあったがこれは事実ではないと思う
先日、高用量(1.5g)長期間の、酸化マグネシウムで高マグネシウム血症になると注意勧告があった

後はMgの投与量の設定をどうするか?
マグミット(330)1錠=Mg200mgなら、副作用もなく継続可能、しかし効果が今ひとつかもしれない
マグミット(330)2錠=Mg400mgなら効果は強いだろうが、下痢のため脱落例も増えそう

「ミネラル処方」は、糖質制限食をサポートして、好気性解糖(クエン酸回路+電子伝達系)を活性化させる
これもしかしたら最強?
さまざまな病気の治療薬を減らせる「ミラクル処方」かもしれない

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