質的な栄養失調と個体差

質的な栄養失調=糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足

日露戦争時、日本陸軍では兵士に白米ばかり食べさせ、ビタミンB1不足を引き起こし大量の脚気患者を引き起こしたことは有名ですね
脚気で死亡した兵士は戦死者よりも多かったそうです
しかし、全員が脚気になったわけではありません
同じものを食べていたにも関わらず、脚気となり死亡した人、脚気となったが死には至らなかった人、脚気にならなかった人がいます
これは遺伝子の違い、つまり個体差があると言うことです
同じ物を食べていても質的な栄養失調(脚気)を引き起こしやすい人と、引き起こしにくい人がいると言うことです

グルコース→ピルビン酸→アセチルCoAの代謝において、ピルビン酸、ピルビン酸代謝酵素、補酵素(B1)の3者が揃えばアセチルCoAに代謝されます
しかし、遺伝子が違う=DNAの塩基配列が異なる
→作られるタンパク質のアミノ酸配列が異なる
→代謝酵素タンパクの三次元立体構造の形が異なる
→代謝酵素と補酵素であるB1との確率的親和力が異なる

遺伝子が違えば、顔や体型が異なるのと同じように、代謝酵素の立体構造が異なります
すなわち、鍵と鍵穴に例えられる、代謝酵素と補酵素B1の結合部位が人によって形が異なります
形が良ければ100%結合して代謝がスムーズに行く(確率的親和力=1)
形が少し悪ければ2回に1回しか結合できない(確率的親和力=0.5)
形が悪ければ10回に1回しか結合できず代謝が滞る(確率的親和力=0.1)
このような場合には、補酵素であるB1の濃度を10倍にすれば代謝がスムーズに行くという理論です(パーフェクトコーディング理論)

この確率的親和力の低い人が脚気と引き起こしたはずです
確率的親和力が1の人=脚気にならなかった人
確率的親和力が0.5の人=脚気となったが死には至らなかった人
確率的親和力が0.1の人=脚気となり死亡した人
対策としては、糖質を減らしてB1を増やせば良いということになります

確率的親和力を血液検査などで調べることはできません
しかし、両親や祖父母が90歳前後まで長命の家系であれば、緩ーい糖質制限で長寿が可能でしょう
本格的な糖質制限を行えば100歳まで元気でいられるかも知れません

一方、糖尿病家系、がん家系の人などでは、若いうちから積極的に糖質を減らすべきでしょう
糖質ははがんの餌
がん=嫌気性解糖
加えて、ベンフォチアミン(脂溶性B1)やB50コンプレックスも服用した方が良いでしょう

マスコミを賑わしている乳癌で闘病中の方、母親が乳癌だったのでもっと早い時期から糖質制限+B摂取すべきだったはず
今からでも有効だとは思いますが