基礎から学ぶビタミンC－２
三石巌：全業績ｰ8、ビタミンCのすべて、より
４．ビタミンCは尿として流出？
これまではよく、ビタミンCを大量にとっても、そばから尿に捨てられてしまうからむだだ、といわれてきた。はたしてそれは、真実なのだろうか。われわれは、水を大量に飲めば、それが尿になることを知っている。しかしそれは、管に水をいれたのとちがって、すぐに尿になるものではない。要するに、余分な水があっても、加水反応などに利用されることもあって、それはさしあたり体内にとどまる。
ビタミンCについても、同じようなことがいえる。捨てられるとき、それは尿にとけて出てゆくのであるから、口からはいったビタミンCは、少なくともトイレで用をたすまでは体内に止まっている。それは一部は分解するが、大部分は血液や組織のビタミンC濃度を高めている。ビタミンCを大量にとればとるほど、その体内の濃度が高くなる。経口投与の場合、ビタミンCの濃度は三時間後にピークに達する。そのときの数値は、1g投与の場合は1デシリットル当たり1.5mg、3g投与の場合は1デシリットル当たり3.2～3.5mgである。そして、とくにビタミンCをとらない人では1デシリットル当たり0.6mg程度である。
体内のビタミンCの半減期は16日である。これは、放射能を与えたLアスコルビン酸を人体に投与し、それを追跡してえた数値である。
ビタミンCをふくまない食事をつづけた場合、壊血病がおこるのは約半年後である。
動物実験では、体重1kgあたり5g以上のビタミンCを投与して、何ら有害な生理作用を見なかった例がある。これは、体重60kgの成人が300gのビタミンCをとることに相当する。
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まとめ
経口摂取したビタミンCは、血液や組織のビタミンC濃度を高め、ビタミンCを補酵素とする代謝を高める。
ビタミンCの半減期は16日、飲んでも直ぐ尿として排泄されるという考えは正しくない。
変な理屈をこねずに、しっかりとした量を毎日摂取せよということ。
最近では、脂溶性ビタミンCのパルミチン酸アスコルビルが発売されている。普通のビタミンCより10倍効果があるという触れ込み（本当かどうかは不明だが）｡自分も以前は、普通のビタミンC＋Nowパルミチン酸アスコルビル500ｍｇを併用していた。
http://jp.iherb.com/search?kw=%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%81%E3%83%B3%E9%85%B8%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%AB
現在は、パルミチン酸アスコルビルは中止して、タイムリリース型ビタミンCであるエスターCを使ってみている。
http://www.vitamin-shopper.com/p/situmon/22/000031.aspx
http://jp.iherb.com/search?kw=ester-c
朝メグビーミックスでC2g、夜エスターC1g。
