僕はVIPだから | teruのオーストラリア田舎暮らし日記

teruのオーストラリア田舎暮らし日記

オーストラリアの超田舎町に住むteruのブログです。
日本人一人いないショッピングセンターも信号もない超田舎町に夫と息子の3人で住んでいます。
2010年12月に産まれた息子タイタイのことをメインに子育てのこと、海外生活のことを書いています。

最近なんとなくブログサボり気味です。来月に迫る日本一時帰国の準備も結構大変なんですよね。

今回初めて母がいない実家に帰るので、いつもなら母の車を乗り回していたけれど今回はレンタカー借りないといけないとか。小さなことだけど色々面倒です。

 

話しは戻ってこのお客さん。もう完全にこのお客さんの愚痴なので愚痴系嫌な人はごめんなさい。

 

40代中旬くらいで感じが良く見た目もオシャレで話し方もフレンドリーな紳士風の男性がうちのカフェに来始めたのはコロナの2年くらい前のことでした。最初は雰囲気も良くてニコやかで好感が持てたのですが、コロナになった時にまずマスクをしない。別にマスクしたくないならしなくても問題ないんですが、してる人に文句を言ってくるようになったんです。入店時に「ハロー」と言ってもマスクしてたら何言ってるか分からないと。ハローなんてマスクしててもしてなくても分かるよね?それをわざと分からないってなんか嫌な奴だと思い始めました(笑)

 

後、自分の好きな政党を勧める為に自作でTシャツや帽子をつくってスタッフに配布。選挙権を得たての政治の知識がないような若いスタッフには隙をみて自分の勧める政党がどれだけ優秀かを力説。年配の人には絶対に声かけないけど本当に10代の若い子のみに力説っていうのも嫌らしい。。

 

あと何故か仕事で出張に行く時はバックパッカーに泊まっていつも若い子達と過ごすのが趣味だそうです。なんだかこれもね、良い年したおじさんがしてたら気持ち悪いと思うのは私だけでしょうか?

 

そんな彼の本業は不動産屋さん。一般的な家の売買じゃなくてホテルやパブ、大型マンションなどの大型不動産売買だとかでコロナ時に一時仕事がなかったようですが、それでも毎日のコーヒーは欠かせないしこのまま仕事しなくても2年半は生活できるだけの貯金があるそう。毎日カフェコーヒー購入して2年半生活出来るだけの貯金って結構ありますよね。外食もして節約せずに2年半だから凄いですよね?

 

実はうちのカフェも去年の8月から物価高の影響を受けてコーヒー値上げとなりました。50セントだけ。でも値上げすると地元人たちからは大反感を買うんです。そこでボスは毎日来ているお客さんのみVIPカードを渡してその提示があれば値上げ前の値段でokを出しました。でもこんなの上手くいくわけがありません。VIPカードをわざわざ提出する人なんていないし「俺は毎日来てるんだからVIP扱いされて当たり前」という人の多いこと。あとは若いスタッフ達はお客さんを特別扱いするのが好きだから「あなたはVIP扱いにしてあげるわ」とわざわざ頼まれてもないのに値引きしたり。

 

でももう9が月も経ってるんだから先月からは皆通常価格を払うようにとなったんです。まだ旧料金で払っていたお客さんにも事情を説明してVIPは終了、通常価格になることを説明したら皆okしてくれました。

でもわかりますよね、この紳士風の男性のみが「僕はVIPだから」を繰り返すんです。そして50セントの値上げを却下。毎回コーヒー買いに来るときはピッタリの金額の小銭を持ってきて絶対に50セント払いません。

 

なんなんでしょうね?これ。精神病なんかを持っていてこういう状況の変化への対処変更が難しいとか、年金しかもらってなくてお金に困っているという人ならば分からないこともないんです。でも彼はお金持ちだし持病もない。とにかく頑なに値上げを拒む。ここまでして自分を特別扱いして欲しいんでしょうかね?

 

最初は好感が持ててた彼ですが今は一.二を競うくらい嫌なタイプのお客さんの一人です。それでも毎日ハローと笑顔で挨拶はするんですけどね。ホスピタリティーはしんどいです(笑)